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中1は累乗の約束がようやく馴染んできた。
ややこしいんだよね、カッコのある・なしで約束が変わるから。
そろそろまとめの四則混合へ進みそうだから、足し算・引き算の復習にと
タテ・ヨコ・ナナメの和が同じになる「魔法陣」の宿題を出しておいた。
ところが・・・2週前からなのに誰も発表しない。さては・・・
授業の終盤に混合問題をやらせてみると、足し算・引き算をすっかり忘れてる。
なるほど・・・魔法陣の方が面白いかと宿題にしていたけど、
足し算を忘れていてそれどころじゃなかったんだ。
思い出してみると毎年中1はこうなるんだけど、それを私も毎年忘れてる。
あわてて基本的な足し算・引き算の宿題を出しておいた。
こういう駆け引きが現場では大変であり、面白くもある。
そういう駆け引きの中で学んでいくことこそが教育の本来であり、
生徒を大人へと創り上げていく営みとなる。
コロナで休みの間、「教科書を読んで、これをやっておいてね」という課題が出たが、
ま、それしか手がないから仕方ないか、中2のカナミに聞いてみると、
教科書が読みにくくてよくわからないという。そりゃそうだろう・・・・
教科書って非常によくできているものだが、膨大な量の知識を詰め込んであるので、
パンフレット的な紹介しかできない。教師の助けがないと、自分で読み進めるのは無理だ。
教師はテキストを見て、では、どう授業を進めるかを考えねばならない。
中1もそうだが、2次関数の難所に差し掛かった高1にも、
どういう例題で、どこに目を向けさせ、何をわからせるかを考える。
ルーズリーフを手に取る。いつの間にか膨大な量の問題になっている。
毎年生徒が変わるし、「この問題一つで」なんかでできるわけがない。
こいつの目を開かせるには、どうすればいいんだろう?
ルーズリーフの中にはそれが見当たらず、また新しい例題を作る。
そうやって子供を創り上げることが、たとえそれがうまくいかなくても、
それに向かい続けることが教育なのだと、30数年の経験に学んだ。
とてもオンラインでできることではない。
教育とは、いわば、もっと人間臭い、ドロドロした側面が確かにある。
さあ、今日も生徒を創り上げる作業に向かおう。

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