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30年の時を越えて

タカシは2期生で、ウネやコウヤの一つ上。
高1で初めて出会ったのは、もう31年前になるが、とてもよく覚えている。
柔道で身体を鍛え、器用ではないが素直に、真面目に勉強もした。
共通一次では数学と物理で満点を取り、国立大学へ進んだ。
私が出かけて行って、大学の近所で一緒に名物料理を食べたなあ。
しばらく音信不通だったが、最近年賀状をくれるようになった。
結婚して息子ができたようで、息子が野球をする写真ばかり。
そして突然メールをくれた。
「息子が中学生になりますので、数学を教えてやってください」
走馬灯のようにタカシの姿が思い出され、泣いてしまった。
こんな俺に、今度は息子を預けてくれるのか。うれしい・・・・・
卒業生の子供も来てくれ始めたんだけど、手が付けられない子もいた。
さからいもせず、言うことも聞かず、何もせず「寝ているときだけが幸せ」なんていう。
2回来ただけで、もう来なくなった。どこか親に似た子だった。
そういうのもあったからすごくプレッシャーなんだけど、タカシの子なら大丈夫だ。
夜に見学に来てくれた。
タカシは眼鏡をかけるようになったが、昔のまんまだ。
息子はちいちゃくて、坊主頭が可愛い、はきはきした子だ。
「お父さんだけじゃなく、お前の叔母さんも来てたんだぞ」
そう言うと目を丸くして驚いている。
・・・頑張ろう・・・頑張ってこの子を育てよう。そう思えることで、実は私が生かしてもらえる。
そう思えると、また泣いた。
30年の時を越え、卒業生が子供という幸せを連れてきてくれた。
この子のことも大切に見守ることを約束しよう。ありがとう。

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