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読書会 終わる

読書会最終日の12日もたくさんの人が来てくださった。
「子供の進学について」はいつの時代も親の悩みの種で、今回は40歳の教科書から、
「中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか」に投稿されている藤原和博さんの
「有名私立中学への進学は人生の保険ではない」を読んだ。
「保険ではなく“リスクをもった投資”だ」と藤原さんは言う。
有名私立への受験勉強は小学3年生からスタートするらしい。
「そんなに早くからだと、子供がかわいそう」というのは内容を知らない大人だけで、
どうせ友達は皆行くんだし、子供は「ゲーム感覚」で楽しんで通っているらしい。
大変なのは母親で、大量の宿題をこなすために毎晩遅くまで、夜食も食べながら、
子供と一緒に考えてやり、子供にやらせないといけない。
そんな地道な努力を何年も続けられる母親だけが我が子を有名私立に導くことができ、
よって難関中学受験は「親の受験であり、母親の力が9割」とも言われているという。
『・・・ありえへんし・・・うちら、そんなん、ようせんし・・・・・』
どの母親の顔もそう言っている。普通そうだけど、やっている人もいるんだろうね?

親はよく言う「子供が行きたいというから」は、確かに嘘が多い。
小学生に中学の実態などわかるはずもなく、無意識のうちにも「親の期待に」応えようとしているだけだ。
そうして「共依存」となり、親離れ・子離れが出来なくなる親子も多いという。
そうやって受験をくぐりぬけても、そこにいるのは学力・家庭環境が似かよった子供ばかり。
「同質集団」の中で人は居心地はいいが、「問題解決能力」は居心地の悪さからこそ出てくるのであり、
「生きていく能力」を強化するのは「異質集団」である一般の公立中学の方が可能性があるという論旨であった。

なるほどねえ・・・私が強調したのは、無条件で「良い学校」は存在しないということだ。
学校の影響もむろんあるが、「その学校へ入れる」だけで、
「子供はいい子になるし、賢くしてもらえるのでもう安心」などということは絶対にない。
けれど、そう思い込む人が多すぎる・・・・学校の影響なんてせいぜい2割ほどなのに。
「せっかくいい学校に入れたのに、全然ダメになってこの子は・・・」
と嘆く親は掃いて捨てるほど見てきたけれど、残りの8割を無関心でいるからだし、逆に
「やっぱりいい学校に行けなかったからこの子はだめだ」という親も多いが、
それはまず、その子が「良い学校」へ行っていたとしても同じことだ。
その学校を「良い学校」「悪い学校」にするのはひとえに、その後の生活の仕方による。
学校の中でも外でも、どのように学び、どのように遊び、どのように過ごすのか。
そしてそれらを見つけさせる能力はどの教科でも鍛えることができ、それが教育の本来だ。
しかしそれは「点取りだけ」「進学するだけ」の教育の中では、なかなか機能しない。
点取りの中にも「賢さ」は潜んでいるのに、そこをきちんととらえず、
「点取りだけ」を見続けると強烈な「しっぺ返し」を食らうのは当然だろう。
うちの中3や高3の連中に聞いてごらん、「君の学校はどうだった?」って。
きっとこう答えるよ。
「ふむ・・・いろいろと問題のある学校だったけど・・・この学校が大好きになったし、
 この学校でよかったと思ってますよ・・・」
確かなものを学んだ人は、きっとそう言うのだから。

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