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広がる人生

本の表紙
少し前にカンナが「数Ⅲの調べもので」と、教室にやってきた。
経済学部でも上位クラスは数Ⅲもいるらしく大変だが、
今のカンナは家族が見ても、私が見ても、本当に楽しそうだ。聞いてみた。
「高校と大学では違いが出た?」 
「広さが、全然違う」 ウフフと笑いながら言う。
その「広さ」にはいくつものものがあると思った。まずは地理的な広がり。
小学・中学とカンナは歩いて学校へ通い、高校へも自転車通学だった。
今は京都駅から草津までJRで通っている。
慣れてしまうと朝の京都駅の混雑はうんざりするけど、今のカンナにはそれも新鮮。
通学とはいえ電車で遠くまで出かけるのは、旅行気分で楽しいだろう。
学びの広がりもある。
簿記の資格も取ろうと単位を入れると、国立でも私立でも
税理士資格などは別に専門学校へ行って単位を取るようだ。
立命館では大学が専門学校と提携してるらしく、格安で資格が取れる。
あれもこれもとたくさん単位を入れたからいっぱいいっぱいになって、
勉強が大変だが、学びのフォームはできている。
いや、1回・2回生の時にガンガン勉強しておくと、あとが楽ですよ。
今のたいていの学生も私の学生時代と同じで、そこで羽目を外して遊んでしまう。
結果は同じ。3回・4回で進級や卒業に脅え、留年はするわ、
ろくな就職はないわで地獄を見ることになる。
狭い遊びばかりで自分の世界を広げるすべも知らないとそうなるんだ。
カンナにはもう一つ、「友達の広がり」もある。
今のクラスメートは日本全国から来ていて、海外からの留学生もいる。
カンナが普通に関西弁を話しても「え?何?どういう意味?」それも新鮮。
「韓国人留学生の言葉が変になったのは、カンナの関西弁の影響だ」
と大笑いになることも。
様々な地域にはその地に根差した考え方や雰囲気があり、
高校までは同じ地域の子しかいなかったので、話をするだけでも楽しい。
土・日は京都駅ポルタで厨房のアルバイト。
私立大へ来てしまったので学費の一部や、自分の小遣いは自分で稼ぐ。
もちろんアルバイトも生まれて初めてで、働きすぎると親に
「勉強は大丈夫か?」と言われえしまうほど、働くのも楽しい。
それらすべてが自分の人生を広げているのが実感され、充実している。
そういう姿を見ると教師冥利に尽きるし、楽しさを分けてもらえる。
教室の後輩たちも是非、この広がりを体験できるようになってもらいたいものだ。

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