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扉を開くのは

ピッチャーが投げるボールは、指先を離れるときに1ミリの違いでも、
キャッチャーに届くときには大きくずれてしまう。人生もそういうものかもしれない。
高3の大学進学がそれぞれ決まったし、高校の発表はまだでも、
まあ、そちらは心配はいらないしで、なんだか身体の力が抜けてしまったようだ。
ほっとしたし、うれしいし、もっとこうすればという後悔もあり、
あらゆる感情が渦巻いてぐったりし、ぼ~っとする感じだ。
カンナとは小3の時に、ジュンとマミは中1の時に出会った。
ジュンはすごくチビで、卓球は下手でもくそ真面目に基本を繰り返していたっけ。
中3になる直前の試合会場で母親が、
「中3を取らないのは知ってるけど、それでもジュンを入れて」
と言ってきて、断れずに入れた。
そのままそれまでの塾に行き続けていたら、どうなっただろう?
ジュンは前期試験で菟道高校へ進んだが、それが中期になっただろうか?
まあ、ランクを下げた高校へ行っていたかもしれないが、
たぶん同じ菟道へ進んでいただろう。それほど変わらないと思う。
しかしその3年後にはコースが大きくそれ、この大学には進めなかったと思う。
センターテストをくぐり抜けられなかっただろうし、私立大へ行く余裕もなく、
「もう、働いてくれ」と、就職へ進んでいたかもしれない。
そうは進まなかった「人生の分岐点」は、いったいどれほどになるのだろう?
3年間がむしゃらに勉強したわけではない。
卓球に明け暮れたし、よく遊んでは、しょっちゅう母とバトっていた。
私がジュンや他の生徒に伝えたのは、自分との向き合い方と学び方だけ。
好きなことをしているようでも、その都度ハッとして、学び方を学んだ。
1回1回は1ミリに満たなくても、3年ではいつの間にか厚みも出る。
様々な分岐点を回避し、壁をいつの間にか乗り越え、新たな人生の扉を開けた。
その扉は私や他の誰かではなく、自分でしか開けることはできない。
がむしゃらな頑張りはいらないが、地道で静かな努力はいる。
その努力を「学び」と言っていいのだろう。
その意味で高3の3人は、しっかりと学んできたし、大学にも認められた。
寝酒を飲みながらそういうことを考えていると、ほけ~っとしてくる。
これを感無量というのだろうか?よくわからない。
新たな扉に飛び込んでいく3人を、うれしく見続けよう。

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