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共通語なきツアー

留学で世話係をしていたヨンセ大学の女学生(名は忘れたがミアちゃんとしよう)が
そのころ言っていたように大阪に来ることになった。
「マコさんの出身地、京都へ連れて行って」
というので、試験期間中ではあったが日曜に京都へ行くことにした。
どうせならと大学の仲間も誘う。
阪大には「外国語カフェ」があって、ネイティブの留学生たちが無料で話し相手をしてくれる。
英語・中国語・韓国語があり、そこで真子に韓国語を教えたのがギョンミン君。
基礎工学部の学生で、幼い頃に両親と日本にやってきた。
韓国語と日本語は母語だが、英語はさっぱりわからない。
もう一人は真子と親しくしている上海と日本のハーフであるリリー。
日本語と上海語は母語だが、英語は弱く、韓国語はさっぱりわからない。
ミアちゃんは韓国語と英語は堪能だが、日本語が全く分からない。
以上の4人、日本・韓国・中国という、国際色豊かなツアーだ。
困ったことは、何語で話しても、一人には通訳しなくてはならない。
ミアちゃんが京都へ向かう電車の中で韓国語で
「大阪人と京都人の違いはある?」と真子に聞くと「大阪人の方が野蛮かな」
「それはマコさんが京都人だから言うんでしょう」
とミアちゃんとギョンミン君は大爆笑するが、リリーに通訳しなくてはならない。
それでも若い4人には支障はなく、高台寺へ行き、
そこから二年坂・三年坂を歩き、清水寺まで行った。
定番ではあるけれど、一番京都風情に溢れたコースだろう。
最後に河原町で現代の京都も味わい、初心者のミアちゃんは大喜び。
韓国ソウルに帰るとすぐにメールが来て、
「いまトッポギを食べに来てるんだけど、今度はマコさんがこっちへ来て、
 一緒にトッポギ食べよ♪」
そんなメールはオーストラリアからも毎日のように届き、
留学でルームメイトだった香港の女の子からも、友達に書いてもらったという日本語で、
「マコちゃんが連れててくれないと、わたし孤独であったでしょう」
どうもその友達もそれほど日本語は上手でないようで、微妙に変なのだが、
かなりの長文で、その意味は分かった。写真も見たが、すごくかわいい。
最後には英語で「ぜひ香港へ」と言ってくれている。
まったく国際色豊かで、期待以上の、素晴らしい留学だった。
大学の試験も問題なく突破し、真子はのんびりできる春休みだ。

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