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積み重ねの意味

高1のクラスではアヤとミクが受験からの解放感もあり、うかれた1年だった。
それなりに注意するのだが、馬耳東風の様子。
アサトとリュウジは国語のできなさをきっかけに、猛烈におしりを叩いた。
「これが読めないんだぞ、こんな計算ミスをしてるんだぞ・・・」
次第に自分のできなさや思い上がりを自覚し始め、真面目に宿題をやり始めた。
それでも去年の秋ごろまでは女子の方が解き方も速く、ミスも少ない。
反射的な理解が女の子の方が少し速かったのだ。
男子二人は愚直に、ひたすら考えて練習するしかなかった。
冬になり、新年となって・・・
数Ⅱの基礎理論は計算も複雑になり、中学の図形の復習も入る。
もう3~4年前のことだからすっかり忘れている。かなり厄介だ。
それは仕方ないから再び確認させ、2~3通りのとらえ方を見せる。
どう解けば楽なのかの検討・・・高校ではそれが大きなテーマになる。
そうなるとアヤやミクよりもアサト・リュウジの方により染み込んでいくのがわかる。
これは教師なら誰でもわかる。同じように書き写しても「入り方」が違う。
さあ、黒板で問題を解いてみよう。
アサトとリュウジはまだ計算は速くもなく、あれこれ確認しながら解いていくが、
女子2人よりも倍ほどの速さで進んでいく。これは、ミスをしないからだ。
計算自体は女子2人の方がまだ速いのだが、2度・3度とミスをする。
二人とも男子とのスピード差を自覚し集中するが、ミスは減らない。
これは二人にはいい薬になった。それこそが積み重ねの意味だ。
宿題を発表するのはいつもアサトとリュウジ。
そのとらえ方、内容はとても深くなってきていた。すると、ミスしなくもなる。
「ちょっと油断しただけ、集中すれば・・・」
もう、それが通用しないくらいの差になっている。
アヤとミクは今すぐ積み重ねを開始しなくてはならない。すぐに埋まる差ではない。
まあ、数Ⅱの出だしでそれが心底わかればミッケものだ。
そうやって生徒は成長していく。

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