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期待を越えた留学

韓国ヨンセ大学は100年以上の伝統を持ち、校舎は欧米人の設計らしく、
100年前のものとは思えないほど美しいヨーロッパ風の建物だ。
その語学留学に300人ほどの学生が集まったが、オーストラリアと中国が最も多く、
アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど様々であり、ドバイの学生も一人いた。
日本人は真子一人で珍しがられたという。
授業も日常会話も基本英語であり、厳しい基準をクリアできる日本学生が少ないようだ。
中では中国学生の英語が素晴らしく、「上手だね」と真子が言うと、
彼らは「え?」っという顔をして、
「だって僕らは英語ができないと大学に入れないからね。授業も英語が多いし」
そうなんだ、真子も私も知らなかった。
真子が色々聞いてみると、どうやらアジアで母国語だけで大学へ行けるのは日本だけみたい。
噂にたがわず海外の学生はすごく勉強するし、遊ぶ時もめい一杯遊ぶ。
毎日晩御飯は10人以上で外へ食べに行き、大いに飲む。
オーストラリアの学生は身体が大きく、5人分のビールのピッチャーが
普通のジョッキに見えるくらい。女の子もぐいぐい飲み、「強いんだね」
と真子が言うと、「うん、私、お酒は強いんだ」
欧米の子には日本人のようなお世辞や謙遜の概念がない。正直に言う。
「マッコウ」 英語圏の学生は「マコ」と短く言うことができない。
「マッコウは日本のどこの出身なの?」 「京都」
「ああ、それなら行ったことがあるよ、寺に行った、え~っと・・・」
「清水でしょ」 「そう!それだ!」
たいていの学生が日本に来たことがあり、日本のことをとてもよく知っていた。
「京都と言っても、私は宇治というとこの出身なんだけどね」
「それも知ってる、マッチャ、マッチャ」
なるほど。京都では「宇治抹茶」の看板だらけだから宇治も知ってるんだ。
オーストラリアの男の子は「人間科学」を専攻しており、神戸大に留学もした。
女学生から「人間を研究して、将来何をするの?」と聞かれ、
「それが・・・大問題なんだ・・・」
日本語もうまくて、「マッコウはどこの大学なんだ?」「大阪大学」
「すっげえ~、頭いい~~」 なぜだかみんな阪大も知っている。
「で?学科は?」 「薬学」 「それもすっげえ~~!」
どの子も母国ではトップクラスの学生だからか、学科の難易度まで詳しかったらしい。
毎日をそのように過ごし、韓国語も英語も上達し、素晴らしい3週間だった。
「俺、すぐに大阪へ行く予定があるから、マッコウ、その時は会おう」
そういう友達はたくさんできて、皆「ライン仲間」になっている。
優秀な学生ばかりだから、やがて社会へ出ても活躍を始めるのだろう。
学生時代にできるそういう友達は人生の財産となる。
3日間そういう話をたくさん聞いて、私も幸福感に包まれていた。

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