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額に汗する

世の中が便利になってくると、人は生き方を見失うものなのだろうか。
2万人の首を切って会社を立て直し、巨万の富も手に入れた会長。
会社がつぶれればもっと多くの人が路頭に迷うのだから仕方なかったのだろうが、
その後はさらなる「金」だけを求めてしまい、人はどう生きるかを見失ったように思える。
本来人間はかなり弱い生き物で、寄り添いながら労働しなければ生き抜けなかった。
労働とはすべからく、額に汗するということだと思う。
それを忘れてしまっては、詐欺犯のように、人と寄り添うことを忘れてしまう。
日本の教育も額に汗することを忘れてしまっている。
いかに楽をして合格を得るかが学ぶことだと思い込んでいるかのようだ。
ちがう。教科を通して汗のかき方を学ぶのが目的だ。
生徒だけが、教師だけが汗をかくのではいけない。
教師は大汗をかいて予習し、授業する。生徒も汗を流し、懸命に学ぶ。
そこに人としての関わり方、寄り添い方を学ぶ。
それを忘れてしまっては教育の方向性をなくし、今のようになってしまう。
うちの教室では誰もが汗のかき方を学んでいる。
特に大汗をかかせたのは、中2と高2だろうか。
それは簡単に学べることではなく、何度もくじけながら、それを繰り返した。
何年かが過ぎ、ふと気づくと、自然に汗をかくようになっている。
学ぶ力の在り方、「学力」はいつの間にか、かなりの高さになってきた。
授業を終え、共に汗をぬぐう。お互いに信頼感が増し、寄り添い方も学んだようだ。
今どきの世の中だから、このような教育ははやらないだろう。
しかし私も生徒も、学ぶことの幸せを、汗と共に感じている。

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