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わかろうとする姿勢

今日の高1は二項定理の応用。結構面白いんだ。
「まずはこれを問いかけて・・・どうやったらわかるんだろう?
 そこでこの形を見せて、下3桁だけを取り出すと・・・
 まてよ・・それならその次に見せる予定の、これを見せてからの方がいいな」
30年以上も毎日毎日そういうことの繰り返し。
自分では意識しないけど、そりゃあ例題や授業展開、
説明方法も格段にうまくなってるんだろうな。けれど、問題はある。
説明がうまくなるほど生徒が賢くなるかどうかは、実戦経験として別問題だ。
生徒は安心して単純暗記に傾きがちになる。それが高じると、
「もっとうまく説明しろよ、覚えてやるから」 そんな生徒ばかりになってしまう。
そういう生徒を見て現場教師は、どれほどぶん殴りたい怒りを我慢していることだろう。
それだけを暗記するのが数学じゃない。必ず見方を変えて問いかけてくる。
そんなに多いわけではないけれど、いくつかとらえ方の違いはある。
それを考えるのが生徒の仕事だ。全部を見せてやる時間はない。
それを全部見せたからって、生徒は増々自分で考えなくなるだけだ。
今の世の風潮はそればかりを求め、根本的にボタンを掛け違っている。
ほとんどの教師はそのことに気づいているが、流れを止めることはできない。
私は在野の教師だから、身の毛もよだつほど恐ろしく叱りつける。
見せかけだけ、形だけなんて許さない。
また泣きながら帰ったモエなんかも、次の日の学校帰りにフリースペースに来て、
もう一度ノートと参考書を読み返していた。
私が育てようとしているのは、そういう姿勢だ。

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