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読書会へのお誘い

分数の通分はそれぞれの分母の数を2倍・3倍・・・としてゆき、同じになる数を見つける。
たとえば6と14なら、14の倍数は14・28・42・・・6の倍数に42があるから42で通分する。
6×7=42だから分子にも7をかける。14×3=42だから分子も3倍する。
私はその方法をやらせている。
なかなかその数が見つけられなくて面倒もあるが、倍数をたくさん経験させたほうがいい。
ところが教師によっては「あるテクニック」を教えている人がいるようだ。
6と14を並べておいて、2で共通して割る。商は3と7だ。
そして2×3×7とやれば6と14の最小公倍数42は通分の数である。
確かに速くて便利だが、なぜそうなるのかがわかる小6やその親は何人いるのだろう?
もちろん数学にも「今は方法だけ覚えて、理由は後からでいい」ものはある。
けれどこれはそうではないと思う。
小学生のうちは「無駄な倍数」もたくさん経験させて、たくさんの数に触れたほうがいい。
また、その「公式的方法」を使いこなせるのは「頭の回転が速い子」だけである。
これは弊害がある。「意味わかんなくても、答えが出る」
数学を「そういうものだ」と思われると、後で崩壊することがよくある。
ユヅキだけがそれで「バンバン」通分するが、ヒナはその意味が分からず使おうとしない。
ナゴミとユキタカはそれは教わっておらず、ヨシマサは教わっているが、失敗する。
2×3×7=42だと、6を何倍したのか、14の何倍なのか分からなくなるのだ。
だから分母に42と書き込むが、分子はそのままだったりする。
さらにみていると「2分の3」は「1と2分の1」に出来るが、
「2と2分の3」は「3と2分の1」に出来ない。
分数の構造が分からないのだが、こういう子は掃いて捨てるほど現れているはずだ。
親も「ヨシマサは頭が悪くて・・・」と思っている節がうかがえるが、私はそうは思っていない。
もちろんこの子の「勉強しなさすぎ」もあるが、「きちんと教わっていない」が大きい。
「16分の23」を「1と16分の7」には、すぐに出来るのだから。
1時間半の小6の授業を終えて、ヨシマサだけ残した。
高3の横で、どうしてもうまくいかない通分計算をやらせるためだ。
「教えることは教えた。スケッチブックに図もある。後はお前がその気になるかどうかだ」
全然その気にならない。たぶん「すぐに帰れる」と思っていたのだろう。
30分間、授業で解いた問題すら解けない。
そのまま1時間近くほうっておくと「やばい、帰れない」と死に物狂いになった。
やった通分は「公式」ではなく、やはり倍数を全部書く方法だった。
1問出来て、2問、3問・・・・そこから加速していった。
帯分数の繰り上がりも戸惑ったが、すぐに慣れた。(分かった・・は、まだ怪しい)
ヨシマサも私も納得したのは8時になるころだった。2時間の延長だった。

私がその延長でヨシマサの中の何を見ていたのか、何を考えていたのかは、
読書会の本の中にもたくさん語られています。読書会で雑談しませんか?
本は講談社の「16歳の教科書」「40歳の教科書」(各780円)の2冊です。
予定は3回だけ。
5月29日、6月5日、12日、すべて日曜の3日間。朝10時から12時までの2時間です。
費用は無料ですから、来られるときだけでも問題ありません。
本をおかずに「うちの子、これと同じで困るねん!」
「そうやなあ、それはわかるけど、どうしたもんかねえ・・・」
そんな教育相談がメインですよ。気楽に来てくださいね。

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