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細かな修正

インターバル走法というトレーニング方法がある。
ダッシュとジョギングを繰り返し、負荷と休息を交えるもので、誰もがやるトレーニングだ。
理にかなったトレーニングだが、勉強にもそれは使う。
普段の私の授業は基本的にジョギングばかりだ。
時々ダッシュを入れるが、1年中ゆっくりと走り続ける。
そういう中で夏授業は究極のダッシュだといえる。
6日間毎日息が切れようが、吐こうが、髪振り乱してダッシュする。
すると、普段わかりにくかったフォームの乱れがよくわかる。
「もうちょっと膝を上げて」 「肘を伸ばすな」
勉強の指導とは、そういうフォームを身に付けさせる躾に尽きる。
この教室に、最初からフォームの出来上がっている子など一人もいない。
すぐにフォームを直せる子も稀で、たいていは年単位で修正していく。
フォームが身に付いたと思っても、気を抜くとすぐに乱れてしまう。
若者とは、教育とは、そういうものだ。
我々凡人は「すぐに身につく方法を」と求めてしまい、
それがあたかもあるように吹聴し、食い物にする業者もいるが、そういう方法などない。
ときどき私も疲れて「そういう方法があればなあ」と思うが、ない。
気長に付き合って年単位で見返すと「少し身に着いたなあ」・・・そういうものだ。
そのフォームこそ、生涯にわたってその子を守り、生き抜かせるものだと信じている。
だから夏授業のダッシュに手抜きは許さない。
生徒も私も汗みどろになって走る。確実に命を燃やしている。
この歳になってもそういう瞬間を生きられることに感謝している。
生徒を鍛え、私も鍛えられることに感謝しつつ、今年の夏授業を終える。

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