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像を結ぶ

我々日本人は中学・高校で6年も英語を勉強しても全く英語が話せず、
「日本の英語教育がおかしいんだ!」と言われ続けているが、
ある番組で辛坊さんが言っていた。
「そんなこと言うと、我々は数学も理科も全然わからなかったわけで、
 何も英語や英語教育だけが特に悪かったわけではない」
まったくその通りで、島国の日本では英語を話さなくても不自由は感じず、
話さないから話せないわけだ。
康太が旅行でベルギーへ行くと、市民のほとんどが5か国語くらい
普通に話すのに驚いて聞いてみると、
「ベルギーは様々な人種の入り混じる国で、子供の頃から色々話すからです」
日本だってそういう条件にあれば、我々は教育されなくても英語を話しているだろう。
私なんかも高校時代は歴史が全く分からなかったのだが、それは文字通り
歴史が「ストーリーである」ということがわからず、歴史という像を結べなかったからだ。
どの教科でもその本質、像をとらえることができれば、自然とわかってくるものだ。
ただ、その像の結び方が、中学や高校ではなかなかわからない。
どっちの方向を向けばいいのかわからないからで、それには練習がいる。
中2は一次関数に入って3回目。
たかだか直線のグラフくらいすぐにわかりそうだが、傾きの考え方や切片をいくら説明しても、
まるで外国の街を始めて歩くかのようにまるでわからない。
下手をすれば「形だけ真似て、その場を何とか」しようとするが、それはこっちが勘弁しない。
数学はそこがよくできていて、同じことを表現や角度を変えて何度もやる。
ところが初めはそれらが同じものだとはわからず、全部違うものに見えてしまう。
そこはもう根気・粘り・頑張りで、アキやオウタの頭をペシペシやりながら、
しつこく説明し、繰り返しグラフを書かせる。
頭からではなく指先から知識が入り、ようやく像が結ばれてくる。
ようやく直線のグラフというのがわかってきたようだ。
ここまでくれば、後は比較的楽だ。さらに深めて練習させ、像をより鮮明にしていく。
この教室でやっている教育とは、そういうものだ。

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