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わからなかったという不幸

高3の連中が「真子ちゃんは大丈夫だった?」と聞いてきたので
真子から聞いた範囲の様子は細かく教えた。
24年前の阪神淡路大震災との比較も併せて、しばらく地震談義。
何しろ高3はその時まだ生まれてないからね。ビルや高速道路が壊れたのも知らない。
私だって震度5の揺れを体感したのは、人生でその2回しかないんだから。
大阪の震度6だって400年ぶりの揺れだという学者もいた。
無事でいればこそだが、高3の3人のその時は・・・
ジュンはいつもギリギリまで寝ているのか慌ててご飯をかきこみ、
食べきれなかったおかずにラップをかけようとしたときにドンと来た。
これは将来、自分の子供にも伝えられるだろう。
「震度5ってな、ラップも張れへんほどの揺れやで」って。
そのころカンナとマミは通学途中で自転車を懸命にこいでいた。
その時「ドン」という音ははっきりと聞こえたという。
自転車通学は多くて、「何事か?」と自転車を止める生徒もたくさんいた。
しかしカンナとマミは性格がおおらかで大雑把だ。
気にしないで自転車をこいでいたので、あろうことか、揺れにも気づかなかったという。
「車も道路でバウンドする揺れやで。それがわからんかったん?」
「全然わからへんかった」と二人は言う。
震度2や3だと歩いていたらわからないことはあるけど、いくらチャリだとはいえ、
震度5もわからないんだ。
震度5を体感できなかった・・・これは不幸だ。もう経験できないかもしれない。
20年後ちょっとした地震があり、自分の子供に、
「ママが高校生の時に大きな地震があったんやろ?」と聞かれても、
「お母さんなあ・・・全然わからへんかってん」としかいえない。
ジュンみたいに家でゆっくり朝ご飯でも食べてればよかったのにね。
貴重な体験を一つ、逃がしてしまったようだ。

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