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学び方を学ぶ

高1は2次関数の最大・最小を見る場面に入った。
今までもいきなり難しいことばかりだったけど、最大の山場を迎えている。
何しろ係数に文字が二つも入って、文字の値によってグラフが動く。
どう動いたら最大値・最小値が変わるのか?それを自分で見つけないといけない。
中学までは場合分けがされた状態で計算するだけだったが、
自分で場合分けをしなくてはならない。明らかに中学とはやることが違う。
まあ、大変だし、昔からその違いに気づかず、壊れていく生徒も多い。
全部暗記しちゃおうとするんだよね。いいや、考え方を理解するしかないんだよ。
学びが中学までの「暗記」から「理解」へと変わり始めているんだ。
勉強するしかない。学びの本来が理解なのだから。
アサトはそういう作業が好きなので、中学時代より面白そうにやっている。
アヤは私の例題や渡したプリントの詳しい図解を見て、実直に模倣している。
それは私から見ても「そこまで図を描きまくる?」と思うくらいに描きまくっている。
けれどそういう作業を面倒くさがらないのが学びの第一歩だ。
そうやって「指先から」学ぶのが一番いいし、それしかないといってもいい。
図解を見て、何度も真似をしてみる・・・たったそれだけが、多くの生徒はできない。
リュウジとショウダイもまだできない。
よくわからないのだから例題や図解を見ればいいのに、それができないんだ。
それを・・・今の時期に叩き直し、自分で勉強できるように鍛えてやるしかない。
「なんじゃ、われ。字も読まれへんのけ!自分で動くこともでけへんのけ!」
容赦なく右フックを顔面に叩き込み、血まみれになって学ばせる。
自分で動き、読み、学ぶとは、その感覚を身に付けるのは大変なんだ。
大変だけど・・・もう自分で動くしかないし、本当は誰でも動けるはずだ。
母にだっこしてもらっていた時のことを忘れられないでいるだけだ。
もう・・・一人歩きを覚える時期になっている。
授業を終えたショウダイは、いつもならすぐに帰るのに、
さすがにショックを受けたのか、フリースペースに残ってしばらく勉強していた。
ミクにもきかせないといけない授業だったが、入学後の不勉強がたたり、
中間テストに赤点があったらしく、学校に居残りで来られなかった。
ものすごく痛いことだが、それで血も流してみて、「やっぱり勉強はしないとダメだな」と、
そういうことがわかれば、今の時期にはいい経験だ。
そうやって必死に育てている。

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