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細かなことを直す

ルイが黒板に不思議な数字を書いている。2か3か5か7か9かわからない。
試しにミツキ達に「この数字、わかるか?」と聞いたが、誰も読めない。
しかも自分でも読み間違っているらしく、しっかり答えも間違っている。
やれやれ・・・ま、よくあることだけど・・・
「だからな、自分でも読めないと間違えるだろ。なにより先生に失礼だ。
 字は下手でも、せめて見やすく書こうと心掛けないとダメだ」
ちょうど小数÷小数に入ったばかりで、小数点の動きがとてもややこしい。
ルイはちょっとしたパニックになったようだ。
なぜ割る小数の小数点以下の位だけ小数点をずらして割るのか?
遠山拓も懸命に説明しているが、その説明が小学生に分かるとは、到底思えない。
そこは適当にごまかし、とりあえずは慣れさせる・・・のだが、最初はぐちゃぐちゃになる。
すぐに席に戻してもう一度式をノートに書かせる。
今度は数字の位ごとに縦線で区切っていく。
これは遠山のテキストにもそうしてあって、説明だけではダメなことを予測したのだろう。
そこらへんはさすがで、子供のやりそうなことをよく観察している。
それで位を区切ってからやらせてみると、皆ずいぶんよくなった。
ユイカは計算に自信がなく、ずいぶん遅い。
「それはかまわない。だから繰り返し練習するんだ。
 お前は字を丁寧に書ける、それはお前の長所だ。
 何度もやり直せ、それくらいできるようにならないとダメだし、できるようになる」
少しおだててみると、うれしいのかしっかり計算するようになった。
学力ってそういうことだとつくづく思う。
丁寧に字を書くこと、きちんと位を揃えること、粘り強く取り組むこと。
そういうことが身に付けば、学力もついてくる。
そんな当たり前のことが今の教育現場では行われにくくなっている。
結果がすべてであり、結果だけを求めようとする。推薦狙いでレベルの低い高校へ入学させたり。
これも変な話だ。「試験で合格できないから推薦でなんとかならないか」
根本が違う。「試験受けたら絶対に受かるから、どうせなら推薦で免除しよう」
そういうのが推薦というものでしょう?
小5のガキどもにも、そういう本物の学力をつけさそうと
「せめて見やすい字を書け!」と怒鳴りつけながら授業する。

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