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「小5ショック」再び

小学生のカリキュラムはおおむね「ゆとり以前」に戻っている。
「分数の約分・通分」は小5で終える。
昔の小学生の多くがここで躓き、算数がわからなくなった「小5ショック」だ。
小6の連中に「分子・分母に同じ数をかけても分数の大きさは変わらない」という「倍分」と
同じ数で割る「約分」をやらせてみた。
・・・戸惑っている。「既約分数」の言葉は5人とも知らなかった。
この一ヶ月さんざんやらせた「倍数の見分け方」を思い出させると、スムーズに出来るようになった。
ユヅキやユキタカなどはよく出来るのだが、それでも分数の扱いが不十分だ。
ましてやヒネ・ナゴミ・ヨシマサなど「普通の子」は分数に恐怖感すら持っていた。
内容が倍近くになった。世の中の我侭さに、教師は振り回され忙しい。時間がない・・・
かつての「小5ショック」以上の状態は容易に予測される。
来年から宇治市のすべての小学校・中学校は「一本化」されるが、
そんな「形を変える」だけで吸収出来るものではない。
塾が繁盛することになるんだろうな。
小学生は「形を覚える」部分が多いから、「こうやって解くよ」と言うことは教えやすい。
けれど塾がやっていることって「それだけ」ですよ。それは教育の「本道」ではない。
「なぜ倍分しても分数の大きさは変わらないのか?」
いくつかの作業を通してそのことに迫る。
その作業や迫ること自体の中で「算数じゃないこと」を生徒も教師も学ぶ。
失敗もしてみて「このクソガキ!」「あの教師はへたくそだ!」
そういうことにすら学んでいく。教育とはそういうものだ。
工場の作業のように「決まった公式」を伝えることが教育ではない。
誰もがそのことを忘れている今の世では「小5ショック」は救えないだろう。
私にだって「その方法」などわからないが、私だけでも立ち向かってみよう。
とりあえず「約分」はヨシマサも理解した。来週は手ごわい「通分」だ。

父親が今朝、息を引き取った。
頑固で、偏屈で、バカで、気が小さくて、どこか器用で、不器用で、
人間が大好きで、本当には優しい男であった。
弟によれば「兄貴はそっくりだ」と言うことらしい。

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