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賢さを探す

ミク・アサト・リュウジ・アヤ・ショウダイ、5人の新高1が緊張してやってきた。
それぞれの顔を見ていて「何としても賢くするんだ」と強く思う。
ただプリントを渡し、問題をやらせるだけではだめだ。
隅々までくまなく、徹底的に説明する・・・それだけでもだめだ。
この子たちは人生の夜明けの時期、まだ目はよく見えていない。
その目をはっきりと開かせ、よく見えるようにするにはどうすればいいんだろう?
宿題にする京大理系の国語を最初に渡し、文章を私が読んだ。
20年ほど前に歩いた山村の情景を美しく回想している。
「どうだ?難しい文章か?お前たちがやった高校入試の方が難しいくらいだろ?」
京大の国語と聞くだけで、読みもしないで「難しい!」とイメージする奴は多いが、
実際にはそうではない。読みやすく、質の良い文章が多い。
易しいからダメで、難しいからよいというものではない。
京教中学の入試問題は小学生が読むものだが、素晴らしい文章が多い。
私は国語でも、数学・物理でも、質の良いものに触れさせることだけを考えてきた。
冒頭にあった棒線の意味はまだわからない。読み進めないと。
読んでいくうちにさらに棒線が3本ほど引いてある。これが少し難しい。
最初の棒線は最後まで読まないと答えられないが、2本目の棒線は
その周辺を読めば答えられそうだ。そういう「読みこなす力」、「判断力」を問うている。
国語を私が読んでやり、その構造を解説したのは初めてだ。
もっと前からやってやるべきだったかもしれない。これからはこうしてやろう。
なんとしても・・なんとしてもこの子たちを賢くするんだ。賢くさせてやるんだ。
その8割ほどは自分でやらなくてはならない。
それをさせるためには、教師の2割ほどの助力が必要なのだろう。
私もさらに努力しなくてはならない。
5人は真剣に文章を追っていた。
新たな世界に、静かではあるが、確かな一歩を踏み出した。

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