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桂離宮

その存在は知ってはいた。
常時見られるとこではなく、特別な時だけ中に入れるんだろう?
名称から桂にあるんだろうけど、康太が住むまでは外国にも等しかった。
今回引っ越すにあたって「1度は見ておこう」と康太が予約してくれた。
「へ~、そりゃ1度は見よう」と、真子も入れて出かけて行った。
康太のアパートからすぐ、自転車なら15分で行けるところに離宮はあった。
混雑こそしていないけれど警戒は厳重で、5~6人が入り口で待っている。
予約してない人たちで、少し待たされるようだ。
私たちは予約なのですぐに管理施設に通される。そこで予約票の提示。
予約の人数がそろっていないとすぐには通してくれない。
時と場合によれば身分証明書の提示も求められるそうだ。
施設内はきれいでコインロッカーや自動販売機もある。
30人ほどの予約客が集まると、午前10時ちょうどに案内人のおじさんが現れた。
桂離宮は宮内庁の管轄だが、「いかにも」というお堅い感じ。
藁ぶきの「御幸門(みゆきもん)」から入ってゆく。
桂離宮は400年ほど前、後陽成(ごようせい)天皇の弟、
智仁(ともひと)親王により、宮家の山荘・別荘として創建された。
珍しく火災にあっておらず、ほとんどそのまま残されている。
案内人がその都度ゆっくりと、大きな声で、かみしめるように説明してくれる。
ゆっくりと先頭を歩き、最後尾にも見張り役が歩く。
中は入り組んだ大きな池になっており、その周りにいくつもの建物がある。
池は海をも現していて、天橋立に見立てた石橋もある。
路には飛び石が敷いてあり、高低差もあり、飽きることなく散歩できる。
いくつも茶室があるが、一番高い位置にあるのは「賞花亭(しょうかてい)」
これはすごい。池全体を見下ろせて、ここでお茶を飲めば、そりゃあうまいだろう。
茶室ごとに池には船着き場もあり、舟遊びもできたようだ。
様々な趣向が凝らされており、雅としか言えず、
年始に見た銀閣もすごかったが、それよりこちらの方がさらにいいように思えた。
書院という宿泊所もあり、招かれた客はここに寝たのだろう。
これは・・・1度は見ておく方がいい。
400年前の究極ともいえる雅な世界がそのままに残っていて、
当時を存分に思い浮かべることができる。
感動にため息をついて桂離宮を後にした。

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