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高校生にどこまでやらせるのか

万有引力を発見したのはもちろんニュートンである。
我々が地面に引き付けられる力は簡単な式で表される。
だが、ニュートン自身も著書の中で語っている。
「その式の通りの力が働くのだが、しかし・・・なぜそうなるのかは、わからない・・・」
発見者ですら、その理由はわからないのだ。引力など見た人間はいないのだから。
だから大学ではそれをわかろうと様々な仮説を立て、その真理の研究をしている。
そこでは万有引力の式すら、本当にそうなのかはあやしくなる。
しかし・・・高校生はそこまで知る必要があるのだろうか?
「万有引力の式はこれだ」という「基本」だけでいいんじゃないだろうか?
もっと詳しく知りたければ大学で専門にやればいい。
阪大に続いて京大の物理でも「答えのない問題」が取りざたされている。
どちらも音波の反射が絡んでいる。
鐘の音がうなるのは事実だし誰でも知っているが、それは二つの波が合わさって
音の強弱が起こるからだ。ただし、音という「波」を見た人はいない。
海の波が壁に当たるのを「自由端反射」、紐の先を縛り付けてふるうと
「固定端反射」というと、高校のテキストでは言っている。
しかしそれは条件によって変わってくると、阪大では指摘された。
それはものすごい専門分野の奥深くのことで、高校生が知る由もない。
紐をふるった時に見える波を「横波」といい、細い針金をたくさん丸く重ねて、
コイルみたいにしたものを振ると「縦波」と呼んでいる。
京大では「それは横波か、縦波か?」が指摘された。条件が変わるらしい。
しかし高校では横波しかやらない。それで基本を学ぶのだ。
高校生の知らないことを専門家が指摘したって、高校生にはわからない。
だいたい、横波・縦波と言っても「仮説」に過ぎないわけで、
そんな音の波を見たことのある人間は、ニュートン同様、誰もいない。
阪大も京大も謝る必要などなかったのではないか?
「これは高校の範囲での問題です」
それでよかったと、私は思う。

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