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貧乏、暇なし

日記が壊れているのを発見した木曜の朝早く、久しぶりにウネから電話があった。
ウネは3期生で、この教室を設計してくれた一級建築設計師である。
友人とタッグを組んで設計コンクールに作品を出すのだが、A4一枚の説明書を付けなくてはならない。
しかもそれは、英語でなくてはならない・・・
「もっと英語を勉強しておけばよかった」と嘆いても遅い。何とかしなくては。
今はネットで「日本語を入れると英語にしてくれる」サービスがあって、
それで英語にしてみたが、細かな「ニュアンス」がそれでいいのかは、わからない。
「先生んとこの英語の先生に見てもらえませんか?今日の夕方には郵送しなくてはなりませんが」
・・・段取りが悪いにもほどがある!昨日の夜だったらサワがいたのに。
朝9時だがサワがいれば、メールで見てもらえるかもしれない。
連絡先を教えるとうまくつかまえられて、どうやら見てもらえたようだ。やれやれ・・・

「どうだ、飯は食えてるか?」
「貧乏暇なしですわ・・・」
そもそも設計士と言うのは設計するだけではなく「現場管理」も請け負うから、
それほどたくさんの現場はこなせないらしい。せいぜい1年に三つか四つ。
建設費の1割が報酬だから、3000万円の現場なら300万円。
3つなら900万、4つでも1200万円が「年収」となる。
それも「仕事があって」の話であって、なかなかそんなに仕事はない。
「この商店街をきれいに建て替えられたらなあ」「リフォームしたいけど、お金が・・・」
そんな「お金にならない仕事や相談」ばかりで、年収はほとんど0の年もあったらしい。

ま、今時どの業種も似たようなものなんだろうな。
「安い」だけではだめで、「質の良さ」「独創性」がなければ生き残れない。
「淘汰される時代」に、すっかり突入してしまっている。
システム・エンジニアのチカなんかも、朝6時起きで子供の保育園や出かける準備。
1時間かけて出勤し、昼ごはんもろくに取れないほどプログラムに追われる。
夜子供を迎えに行き、ご飯・お風呂・洗濯・片づけもの・・・
寝るのは夜中の12時を超え、朝はまた6時に起きて・・・・いっぱい、いっぱいの毎日・・・

そりゃあね、気の毒にも思うけれど、我々「親の世代」も似たように生きてきたし、今もそうだよ。
「自分の個性を生かし、好きな仕事をして、高収入」なんて、どこの国の話だ?
精神的には別にして、団塊の世代も「兎小屋」に住み、朝から晩まで「油まみれ」で働いていたではないか。
たぶん、それが「生きて行く」と言うことなのだろう。
「貧乏、暇なし」と言うことは、カツカツそれでも食べていけてるのだろう。
ならば「それでよし」とした方がいいのではないだろうか。
あと10年もしたら、さらに「指導的立場」にも立たなくてはならぬ。
知らず知らずのうちに、いつの間にか、ろくに食えてもいないのに、そう言う立場になってしまうのだ。

25日の「写真展パーティー」にはウネもやって来てくれるようだ。
ゴーヤサラダ、持ち寄りの酒、話をする・・・・
お金のかからないものばかりだけれど、せめてひと時、ほっとできる時を過ごそうではないか。

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