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時には「突き放し」も

小6はヒナが風邪で、ヨシマサ・ユキタカ・ナゴ・ユヅキの4人。
約数と倍数のまとめと練習でカードゲームをする。
50枚のカードに2・3・4・5・9の倍数が書かれている。
135なら3と5と9で割り切れる。だから3と5と9の倍数だ。
実際に割り算をしなくてもすぐにわかる方法をすでに学んだ。
78なら2と3の倍数で、最初の人が78を場に出すと、他の人は2か3の倍数しか場に出せない。
ページワンと同じルールである。1人「4枚持ち」で、早くなくなれば勝ち。
5種類の倍数だが、まあ、具体的には2と3と5の倍数の3種類と考えていい。
4人とも「考え方・見分け方」は一通りやったのだが、もちろん「あやふや」だ。
そこを「実戦のゲーム」で遊びながら学ぶのである。
「110・・・2と5で割り切れるな。3と4と9はダメ・・・」
初めのうちは私が確認してやる。
ユヅキとユキタカはすぐに理解を深めた。
ナゴは自信なさ気だったが、ゆっくり確認出来て、明らかにホッとしている。
ヨシマサは・・・いつまでたっても「偶数」がわからない。ましてや他の倍数は・・・
5の倍数しか出せないのに、26を出そうとする。
「1の位が0か5」なら5で割り切れるのだが、どうにもそれが腑に落ちないのだ。
「そんな簡単なことを・・・」などと言ってはいけない。
腑に落ちないものは、落ちないのだ。そういう子はたくさんいる。
世の多くの人は「そんなこと出来て当たり前」と勘違いしている。
「1の位が0か5」と「丸暗記」だけして、理屈がわからない子を含めれば、
おそらく「わからない子」の方が多数であろう。それが「普通」なのだ。
そんなこと世間の親は知らないから、「形だけ」出来るわが子を「出来る」と勘違いし、
どんどん先へ進ませて、高校あたりで「潰れていく」のを目撃してしまう。
「小・中学では、あんなに出来てたのにい~~!」
ちがう。元々からわかってはいなかったのだ。

「倍数の仕組み」はタイル図で丁寧に「目で見せ」た。
遠山先生は「これでどの子どもにもわかる」と言われたが、そうではない。
タイル図そのものが「よくわからない」のだ。
それが「腑に落ちる」のには、ある程度の「精神的な成熟」が必要だと思われる。
我々のような中年だと「精神的な成熟」に差などないが、小・中学では差が激しい。
しかしそれは「成長過程の差」であって、やがてはほとんど差などなくなる。
つまり小・中学では「待ってやる」ことも重要な「教育」なのである。
もちろん「働きかけ」は常にする。
時には突き放して「自分でやれ!少しは自分で考えろ、バカ!」も必要なのだ。
今の小・中学でそれを言えば親から訴えられるが、とんでもない間違いだ。
それは有効な「教育的手段」である。
私にそう言われて初めて「泣く泣く、必死に勉強」した生徒は、つい最近もいる。
問題は「いつ、どういう局面で」それをやるかの見極めで、それが難しい。
そしてそれは、教師と生徒の間に「信頼関係」があることが「絶対条件」だ。
信頼関係がなければ、誰が言うことなど聞いてくれるものか。
さて、やがては「雷を落とす」ために、とりあえずは「信頼関係作り」である。
もう少し小6には、このゲームをやらせよう。

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