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現役だから

12時ちょうどに母娘は中書島駅の改札口に出てきた。
娘は2年も京都市役所近くのアパートに住んでいるが、
普段使うのは地下鉄で、時々JRなので、母娘共に京阪は初めてだった。
京都とはまた違った伏見の風情を味わいながら店に到着。
出来立てざる豆腐のおいしさに二人とも感動する。
あっという間にミニ懐石を食べ終えて、古いアルバムを開く。
母の小・中・高校時代の姿に、やはり娘は喜んだ。
特に自分が3歳の時に亡くなったおじいちゃんはよく覚えておらず、
お爺ちゃんの写っている写真は写メに取っている。
教え子のトモミは写真に写る子らのその後を色々教えてくれる。
ある男の子は高卒で就職したが、通信教育で苦労しながら学び、
地元の中学教師になっているという。
それはすごい!理論的には可能でも、実現はほぼ不可能なことだ。
その子は小5から見ていて、小学校と中学の県チャンピオンになった。
しかし筋力や体力があるわけではなく、頭脳の良さで勝たせていた。
私は高校からは限界と考え、家が貧乏なこともあり、
勉強させて成績で奨学金を取らせ、大学進学させようと考えていた。
しかし高校の顧問は、これもその子を思ってのことであったが、
卓球でインターハイに出し、卓球で大学へ行かせようと考えた。
「卓球ではもう無理です」 「いや、行けるだろう」
私は強くは押せず、結局その子はインターハイへも行けず、就職したのだ。
私はその子に申し訳なく、不憫で、悲しみのあまり卓球の指導を離れたほどだ。
それが・・・苦学して中学の教師になっている!初めて知った。うれしい!!
トモミはそういうことをたくさん教えてくれて楽しくうれしかったのだが、
田舎の宿命か、ほとんどの子は都会へ出て行って、特に交流はなくなっている。
当時の教え子で残っているのは3人くらい。
「夏あたりにそいつらを集めて晩飯でも食べようか?小浜へ行くから」
「みんなすごい飲んべになってますよ」
本当ならしょっちゅうそういう交流を持ちたいのだが、私はまだ現役で働いている。
スローダウンして遊べる時間を増やせればいいのだが、
子育て・教育の仕事は果てがなく、苦労の連続であり、生き甲斐でもある。
あまり時間は取れないけれど、たまには遊ぼう。
帰りに私も初めて「寺田屋」の中に入って見学した。
トモミと娘はにっこり笑って帰っていった。来夏、また小浜で会おうな。

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