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予習は3倍速

新たな学年が始まって一ヶ月。「今年こそは」と力が入る。
特に新高1は最強の学年。
予習の中ではミツヨシもリョウヘイもバリバリ解きまくって行く。
『そうかあ、そんなに解けるなら次はこれをやって、その次はこれで・・・』
どんどん先へ進み、いつまでたっても予習が終わらない。
『よし!これで行こう!今日の授業は充実するぞ!』
ハイテンションのまま授業に突入する。
予習の中では「楽勝!」なんて言っていた皆が、カッコの使い方に戸惑っている。
計算ミスなんて誰もしないはずだったのに、いたるところでミスだらけだ。
終わってみれば予習の3分の1も進められない。
『あ!これはもう少し説明すべきだった。ここはもう少し例題がいる・・・』
こりゃあ・・・半分ほどの内容が、もう一度やり直しだなあ・・・・
反省しながら次の高2のベクトルの授業。『焦るな』自分に言い聞かせる。
間違いやすいところ、理論の構造、一つ一つを確認しながら進める。
予習の中でドジばっかりしているユウキやアユムまでがグイグイと進めていく。
やっぱ・・こうでないとね。
予習は綿密にやる。けれど授業では「白紙」に戻して、様子を見ながら・・・
もう何十年繰り返していることやら。わかっていても失敗するねえ。

日曜はキセンボウでランチ会。
シュウヘイ・ヒロユキ・ケンタの母とキノシタの車で行くと、すでにタカシの母は店で待っていた。
店の女将さんは予約しておいた「黒蕎麦」を打っている最中。
まだ少し時間があるので「鶏釜めし」を注文し、炊きあがるのを眺めながらよもやま話。
タカシの母やキノシタは教育現場にいるので「裏話」に笑い転げる。
この1年、受験生も懸命だったが、母達も一緒に戦っていたのだ。
「しんどかったねえ」そう言うだけで気持ちが癒される。
黒蕎麦が出来上がって来た。
かつて何も食べられなくなったキノシタが命をつないだ「命の蕎麦」だ。
「美味しいね、いくらでも食べられるね」
店の中はまだ寒かったけれど、心が癒されるひと時だった。

シュウヘイの母が手紙をくださった。この6年の母の想いが手短に語られている。
宿題をやっておらず学校の先生に「帰れ!」と言われて、本当に帰ってきたこと。
文化祭で主演男優賞に輝いたこと、サッカーの試合でゴールを決めたこと・・・
どれも知らなかったことばかりだ。最後に綴られている。
「シュウヘイが頑張る力はクラブや課外活動で身に付けたし、
 生きる方向性は河原先生に育てていただきました。
 これからの大学生活の6年も、まだまだ成長してくれることでしょう。
 ありがとうございました・・・」
シュウヘイのこの6年間が走馬灯のように駆け巡り、胸がいっぱいになってしまった。
いいえ・・・この子達と知り合えて幸せだったのは、私の方でした。
感謝するのは私です。本当に・・・ありがとうございました・・・

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