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新高1の登場

5時半からの授業だが、40分前に新人のタクト登場。微笑みながらも緊張は隠せない。
すぐに、やはり新人のミヤビ登場。2日前にミツハと間違った電話の主だ。
バリバリに緊張している。
さらにすぐにトモト登場。3人だけの新人が全員真っ先にやって来た。
あとは「下上がり組」12人だが、慣れたもので、マスミから10分前位に集まった。
まずは高校生活についての訓示から。
「よう来たのう、われ!何しとっとんど!ええか、今日から高校ぞ。なめとったらあかんど!
 『学校で勉強せえへんし、塾で』言う奴は退学や!学校で死ぬほど勉強せえ、われ。
 この1年は語学ぞ。国語と英語を勉強せえ、ええな!2年では理科と社会や。
 高校受験みたいに『全部3年で』言うとったら出来へんど!われ。わかっとんのか!
 今日の宿題の『京大国語』じゃ。来週水曜日に解答提出やど。
 間違うのはかまへん。全部きちんとおのれの意見を書かんかい。
 適当な解答はすぐわかるど。それは解説渡さへんど。
 『風邪引いて休んだ』も、解答渡さへん。その場におらなあかん。
 『厳し過ぎる』言うて辞めた中2もおったけど、なんぼでも辞めたらええ。
 人生に『運・不運』は付き物んじゃ!その場におらんかったら不運て諦めや。
 なめとったらあかんど!中学までは『ぬるい』さかい、パンチ1発やったけど、
 これからは『ボコボコ』やしなあ!」

そんな話を小一時間。ようやく数学を開始。「整式の整理」だ。
「ミツヨシ、ミツハ、この式は何次式ど?」
「・・・2次・・」「・・・わかりません・・」
「お・・・おのれらあ~、3次式じゃあ~~!」
ガン・ビシッ・バキッ!
こういう「テストに出ないが、重要な基礎」は、忘れられやすい。
「降べきの順」という整理の仕方も、数字か文字かで扱いはややこしい。
初めは戸惑っても、さすがに下上がり組は思い出したり、理解したりが速い。
サチエ・ゲンキは変わらずだし、メイミ・マスミ・ダイスケ・カンタローも正確だ。
ミツハ・リョウ・クニカズ・リョウヘイ・ミツヨシもすぐに安定する。
新人はどうだろう?
びっくりしたのはミヤビ。字も丁寧で、理論をきちんと理解する。
これは・・・もう2ランクくらい上位の高校でもよかったのではないか。
逆の意味でびっくりしたのはトモトとタクト。
タクトは文字の扱いが怪しい。トモトは理論自体が怪しい。
『それでよう、その高校に入ったな・・・われ・・』
ショウは初日から欠席。国語や数学のプリントはすぐにゴミ箱へ。
9時半に電話がかかる。
「来んでもええ!来たかったら、誰かのをコピーせえ!」
どれほど重要な基礎をやったことか。どれほどの祈りを込めて用意したプリントか。
「怒りと無念さ」を込めてゴミ箱に叩き込んだ。
何としてもこの15人を大人に育て、自分で歩けるようにしなくてはならない。
知識の学び方を、見つけ方を、形作ってやらなくてはならない。
3年後に懺悔はしたくない・・・毎年そう思ってはいるのだけど・・・
このクラスもまた、死に物狂いで育てていこう。私の、大切な子どもたちだから。

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