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継続の中で

私の頃にはなかったと思うが、今の大学には「シラバス」というものがある。
まあ「年間授業予定」のことだと思っていい。
「何月何日の授業はこれをやる」と、事細かに決めてあるらしい。
これには生徒のことは考慮されていない。
理解してようが、していまいが、そんなことは知ったこっちゃない。
そうでないと年間の授業予定など決められるはずもないから。
ま、相手は大学生だし、もう大人なんだからそれでもいいと思う。
しかしこれを中学や高校でやってはいけないし、やれるものでもない。
高校までは基礎知識を習得させないといけないし、
そのためにいい授業も心掛けてやらないといけない。
そういう意味では、私は見たことがないが、ビデオなんかは素晴らしいのだろう。
なんたって、あの林先生が抗議してくれるんだもんね。完璧な説明で。
けれど、ビデオの前で勉強しているのは誰?
私が見たこともない天才児ならいざ知らず、一般の中学・高校生だと、
どんなに完ぺきな説明をしても、普通に勘違いするし、わからないことだらけだ。
完璧な授業だから必ず理解するなんて、空想の世界だけの話ですよ。
さらに、授業の中でこれまでやったことを忘れているのも修正してやらなくてはならない。
「分数は約分しておくもんだ。なんで7+12が23なんだ?
 そこは( )がいるだろうが。ボケっとするな!よく思い出してみろ!!」
中学・高校なんて、そんなんばっかしですよ。
でもそうやって「学びの構え・フォーム」を作ってやるのが最大の目的。
そうするととてもじゃないけど、計画通りに授業が進むもんじゃないですよ。
そういう「修正」を無視して進めてはいけないしね。
私がやっている仕事はそういうことだ。我慢強く修正を繰り返している。
その積み重ねを何年もすると、何とか構えができて、賢くなる生徒も多い。
私がやっているのはそういうことなのに、時々勘違いしてくる人もいる。
「河原はビデオにも負けないすごい授業をして、一発で生徒を賢くするんだろう」
どの河原さんですか?私じゃあないですよ。
そういう妄想を抱いてくる人って、すぐに私のことをボロクソに言って、
生徒をやめさせる人が多いですね。
ま、気にはしません。だってそのすごい人は、元から私じゃあないから。
ただ、教育を理想・空想で考えない方が、健康にはいいと思いますよ。
今日の中3・高3も、やることの予定は決まっているけれど、
ひょっとしたらまた1時間くらい、ガミガミと説教になるのかもしれないし、
ものすごくスムーズに進んでいくのかもしれない。
教育とはそういうことだから、しんどくもあり、楽しくもある。

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