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読書会2日目終了

今回は少ないかな?っと思ったら8人も来てくださり、
「言葉を学ぶことについて」をやはり楽しく読んだ。
もう何十年もやかましいほどに「英語力が必要」と言われているのに、
大学英文科の教授に「新入生の英語力はどう?」と聞いてみると、
「そうですねえ・・・内田さんの世代の中学3年生程度ですね」
と言うことは「下流志向」にも書かれていた。
内田さんはその原因の一つに「報償を提示するからだろう」と言われる。
「英語を獲得すればこんなにいいことがある」と言われると必死に勉強するかと言うと、
そういう生徒もいなくはないが大半は「最小努力・最大報酬」を考えてしまう。
TOEICの点数を上げるために、「6週間で100点上がる方法」的な本は
本屋に溢れているらしい。「1週間で」とやればもっと売れるようだ。
「英検」なども完全に「傾向と対策」がとられ、成績が2の子でも3級くらい楽に取ってしまう。
しかしその力があるわけではなく、長年英文を繰り返し読み、
英語の映画を見たり、歌を歌ったりして英語になじんだ力に勝てるはずもない。
もっと深刻なのは「日本語力」だという。
たしかに・・・私たちは教科書の国語を真剣に勉強した記憶がない。
それは「母語だから、日本語はできる」と思い込んでいるからだ。
日常的に不自由を感じないからだろう。
しかしそれは「ライン」などで交わされるひらがなの短い文章に限ってだ。
少し長い文章になるともう、それがさほど難しい文ではなくても、
その内容のわからない中学・高校生はものすごく多くなったと知る人は少ない。
どれほど多いかと言うと、中学・高校の教師はおそらく「全員読めない」と言うだろう。
深刻なのは「文章がわからない」だけではないと私は考えている。
数学の構造や文法をとらえようとするとき、生徒も私も日本語で考える。
「こうかな?ちがうなあ、ああかな?」考えながらその都度、図形的なイメージも作っている。
国語力の弱い子は、そういう思考をする力も弱いと、現場で感じる。
私が数学の授業でさかんに国語の宿題を出すのは、そういう危機感からだ。
ところが世間は塾も本も学校も、英語と同じで「最短距離」を走ろうとする。
テストや入試で合格最低点を取れればいいからだ。その資格さえ取れればいいのだから。
そういう志向のせいで高校・大学の数学もとっくに破たんしている。
「せめて・・・うちの生徒だけでも・・・」
私は生徒を守ろうと、世間の志向とは違う教育をしているに過ぎない。
決して私がうまくできているわけではないが、出席された方々はうなずいてくださった。
そういう話の後は皆でワイワイと情報交換。
子供は卒業してしまったのに来てくれたマチャミちゃんなどは貴重なアドバイザーだ。
そこで育った生徒の代表格のチハルの話もとても面白がられていた。
いやあ、読書会はやらないといけないねえ。
来週はこれも卒業生代表の一人、建築士ウネの話を聞こう。
ウネやコウヤの話はとても楽しく、面白く、いつも「俺だけが聞くのはもったいない」と思っていた。
さあ、どんな話を聞かせてくれるのだろう?
仮にその話が面白くなかったら、どんどん質問をぶつけてやってください。
フリートークのほうが奴の面白さはより引き出されるでしょう。
たくさんの人が来そうで教室に入り切るか心配もありますが、私も楽しみです。

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