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甘い顔はしない

中3のクラスはスポーツの強豪ぞろいだ。
全日本ランカーのカリンは練習日とぶつかり来られなくなった。
ヒトシは少年野球のエースとして全国大会に出場したし、
この日曜にあった卓球の近畿大会京都予選ではサキが女子5位、
コウセイは京都大会で初めて3位になり、共に近畿へ進む。
ヒトシとコウセイはインターハイ常連校へ進学予定だ。
まだ身体はできてないし、考えは甘いしで、ものすごく心配。
全国を狙う高校や大学では「勉強なんかしてたら勝てない」は、ある意味事実だ。
ライバルがすべてを投げ打って練習すると、こちらも対抗せざるを得ない。
全国を狙うとは、そういうことだ。勝つことだけを求めるから。
そして評価されるのは1位の選手だけだ。1位だけがすべてを持って行く。
それはどんなにきれいごとを言おうが、すべての選手の実感だ。
「2位で終わるなら、1回戦で負けるも同じ」 すべての選手から聞いた。
実績を上げられなくてもそれを糧に成長する人もいるけれど、
人格も生活も荒み、糸の切れた凧のようにどこかへ消えてしまう選手を
あまりにもたくさん見すぎてきてしまった。
指導の立場にある私は、そういう世界へ生徒を出すのが怖い。
「好きなことをさせるのが一番」なんて、私には言えない。その先を見すぎたから。
「近畿大会は9月やし、勉強できひんわ」 サキが言う。
甘いわ!その程度では「遊んでいる時間」はたくさんあるはずだ。
その時間を見つけて勉強するのが「学び」だ。
「ヒトシ、コウセイ、今のうちに勉強で結果を出す練習をしろ。
 “俺はアホやし”と言うこと自体が甘い!この程度の勉強に
 アホかどうかは無関係だ。集中力と工夫でいくらでも結果など出せる。
 コラ!ショウダイ・アサト・アヤ・ミク・マホ・リュウジ!お前らも同じだ!!」
特にこのクラスには甘い顔は見せない。鬼のような顔で、鬼のような授業にしよう。
そういう世界へ送り出す前の、せめてもの想いであり、私にできることだ。

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