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数学が見直されてる?

日本のあちこちで子供から大人まで参加できる数学教室をやっていて、
ちょっとした数学ブームになっていると朝日新聞に載っていた。
いいことだねえ、そういうことはどんどんやってもらいたい。
けれど、学生時代からずっと数学嫌いでいて、その数学教室で突然
「数学に目覚めた、楽しさがわかった」というのはどうなんだろう?
時々テレビで理科の面白い実験を披露して人気の先生もいるけど、
数学の「ごく一部で」そういうことはできますよ。
うちでも毎年中3がやる三平方の定理の証明工作なんかもそう。
コンパスで半円を描いて好きな直角三角形を描いて、3辺の上に正方形を作図する。
コンパスで正方形を作図するなんて簡単なことだけど、子供たちは忘れてるか知らない。
それだけでも勉強になるし、毎年楽しそうにやりますよ。
大・中・小の正方形ができるけど、中と小の正方形を切り取って、
中の正方形を4つのパーツに切り分けて、さあ、大の正方形に入れてみな。
うまく並べると中と小はピッタリと大の正方形の中に入ってしまう。
三平方の定理の証明だ。そりゃあ生徒たちは感動し、大喜びしますよ。
そういう授業ばかりができればいいんだけど、数学ってそれだけじゃないんだよね。
一見何の面白さもないけど、じっと観察し、面白さがにじみ出てくる・・・
数学の大部分がそういうものなんだよね。
派手な面白いこともあるけど数は限られるし、派手なものはすぐに飽きられちゃう。
にじみ出る面白さをわかるようにさせるには、数学のフォームを作らないといけない。
スポーツも一緒でフォームづくりなんて地味すぎて面白くもない。
すぐにフォームを作れる子は稀で、たいていはすごく時間がかかる。
私は上手な方だと思うけど、それでも年単位の時間はかかりますよ。
それを1回か数回の授業で「数学好きにさせる」なんて、とてもじゃないけど信じられない。
まあ、私がアホでできないだけかもしれないけれど、英語でもあるように
「3ヶ月で英語がペラペラ」みたいなのと同じ匂いがするね。
英語では30年ほどそういうので大ブームのようにやったけど、
その間確実に英語力が落ちていったのは、教師なら誰でも知っている。
ああ・・・数学もそうならないことを祈るばかり。いや、祈ってもしょうがないね。
実践としてにじみ出る面白さがわかるフォームづくりを、今日の授業でもやろう。

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