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賢さだけを求めて ①

高1は新たな場での生活が始まって少し浮足立っているようだ。
そりゃあウキウキするのはわかるけれど、数学では地に足をつけてもらいたい。
大工仕事を手伝うのみに、どれがのこぎりでかんなか、どういう釘があるのか
覚えなくては手伝いもできない。
だから「とりあえず覚えておけ」というのが中学までの数学だ。名前を覚えるだけでいい。
高校からはその道具を使う練習が始まる。
「かんなの使い方?そりゃおめえ、最初は少し刃を出して粗削りよ。
 それでこういうところは刃を引っ込めてだな、薄く、薄くしなきゃなんねえ。
 こういうとこを削るのには動かし方にもコツがあってだなあ・・・」
次第に「一つだけの正解」というものではなくなってくる。
そうやって材料を準備して、大学や社会へ出てからはそれらを組み上げて家にする。
そこには「正解」というものはなくなってくる。答えのない世界へ踏み込まなくてはならない。
そこで必要になるのは「方向感覚」だ。
そういうことが中学生や高校生にはわからない。私もかつてはわからなかった。
どこまでも「ただ一つの正解」があるものと思い込んでいる。
いや、今では世の中が「正解を覚えれば勝ち」みたいに思いこんでいるようだ。
削る場所や面によって正解など変わってしまうというのに・・・
今は「電動工具」がよくなったので、くぎを打つにも、木を削るのも簡単になった。
それはいいことでもあるが、不便さゆえの「工夫」や「理」を考えなくなっている。
それがひいては、それらを組み上げるときの意味も分からなくしているように思えてならない。
意味も考えないで、言われたとおりに組めばいい。それが今の社会か?
中学生や高校生を数年後にそういう大人にしてはならないと思う。
だからこそ大人が何らかの資格を取るための勉強と、中・高校生の勉強とは根本的に違うものがある。
浮足立った高1の数学の触り方を見て危機感を覚えた。

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