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中途半端で あいすまぬ

スケートの真央ちゃんは「悔いはない」と引退した。それを見た中学・高校生も
「自分も中途半端はせず、何か一つをやり切ろう」と思った子も多いだろう。
けれど、ちょっと待った。君と真央ちゃんは全然違いますよ。
真央ちゃんは幼いころから才能を認められ、世界一に3度もなった人だ。
かなわぬ夢はオリンピックの金メダルだけで、そのために自分のすべてを注ぎ込んだ。
キム・ヨナに負かされたときは19歳で大人でもあり、しかも2位だったから、
その後の7年間をすべてスケートにかけるのは自然なことだろう。
キム・ヨナとは公平に見て実力差はなかった。しかし順位は差が出た。
「その差とは何だろう?」と知りたくなるのも普通だ。
卓球でも他の競技でも全日本のベスト8は実力差がほとんどない。
なのに一人だけがチャンピオンとなるから、他の7人は死に物狂いでその差を知ろうとし、埋めようとする。
しかし私のように宇治市でも1位になれない中・高校生が、
「練習してチャンピオンとの差を埋める」と考えるのは危険が多すぎる。
その差を理解することすら難しい。差がありすぎて距離がわからないから。
「いや、たとえ差がわからなくても、中途半端は嫌だ」
なるほど、その気持ちはわかるけどね。けれどどうすれば中途半端じゃあなくなるの?
勉強も何もしないで卓球ばかりやることが中途半端じゃないということ?
勉強は苦手だし、中途半端にしても仕方ないから、しない?
それって・・・単にわがままを言ってるだけのように聞こえる。
私や君のような「ヘボ」は、勉強しないで卓球ばかりやっても、
やっぱり京都はおろか山城地区のチャンピオンにもなれませんよ。
せいぜい山城予選敗退がいいところ。
それでも君は「悔いはない」というだろうけど、真央ちゃんのそれとは意味が違うし、
その結果は中途半端以外の何物でもない。
勉強だって中学・高校生のそれは、すべてが中途半端と言える。
完成などありえない。難しく思えても、まだレベルの低いことしかやってないから。
だから我々凡人はせめてその差が認識できるように、中途半でいいから、
なるべくたくさんの知識を知ろうとする方がいい。
そういう姿勢で中1のクラスにも立ち向かう。3度目の国語の宿題を持ってきた。
「読めない字」「少し読める字」「普通に読める字」と、劇的に変化している。
それでも3年後この子が高校へ行けるのかどうかはわからないし、
少なくとも数学で何かが完成することはない。
中途半端で申し訳なく思うけれど、私の願いはせめてこの子がほかの子との差を自覚し、
このままではいけない、自分で何とかしようと考えられるようになってくれることだ。
それがわかれば、結果として差がそのままでも、それはそれでいいと思う。

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