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うれしい贈り物

この仕事をしていると、ちょくちょく物をもらうことがある。
「畑で大根が取れた」とか、「祭りで鯖ずしを作った」とか、とてもありがたい。
しかし時には魚30匹とか、「いったい何万円するの?」という
私なんぞには分不相応なものをもらうこともある。それは恐縮するばかり。
そして不思議なことに、そんな分不相応なものをくれる人の子ほど、
すぐに教室をやめていく。いったい何なんだろう?特別なことを期待していたのかな?
私は極めて鈍感な男で、いつも精一杯で、贈り物で態度は変わらない。
「下心のある贈り物」をされても、その下心を読めないくらいに鈍感な男なんです。
サキとフユカがそろってやってきた。全国大会団体戦でボロ負けした二人だ。
フユカは教室には来ておらず、「どうしたのかな?」と思っていると、
二人は私に1枚にタオルを差し出した。
広げてみると「第18回全国選抜」と書かれたタオルで、出場中学の校名も書かれている。
黄檗(京都)・・・フフフ、他府県の人でこれを「おうばく」と読める人はいないんですよ。
「お世話になったおかげで全国大会に行ってこられました。ありがとうございます」
出場の記念品じゃあないよね?おそらく会場で売っていたのを買ってきてくれたんだ。
中学生が買えるものだから安いものだろうけど、こういうものがうれしい。
ありがとうな、記念になるよ。毎週練習の時に使わせてもらおう。
こういう贈り物が一番うれしいのだが、もっと嬉しい贈り物もある・・・
中2の授業は「等式変形」に入った。
まあ、方程式を解くのと同じなのだが、1年の方程式は数字で計算できるけど、
ここでは文字だらけなので足すこともかけることも、計算はできない。
文字の理論を正確に使ってまとめなければならない。
1年生の時には、タケルこそかなり賢かったが、カホ・コウスケ・タツキの3人は
理論的思考力はほとんどなく、形の丸暗記くらいしかできなかった。
『このままでは困る』
数学も国語も使って「下手でも見やすい字を書け」「時間は守れ」
「相手に意味が伝わるような解答を書け」「ボケ・アホ・マヌケエ~」
こんなんで、こんな難しいことわかってくれるのかな・・・?
3人が・・・見事に理論を追う・・・使いこなす!
文字だらけだからいくつも表現方法はあるのだが、問題によって使い分けている。
いやあ、少し成長してるとは感じていたけど、ここまでとは・・・・
どの学年もガミガミ叱ってばかりで私の顔も鬼のようになっていたのだろうが、
この時ばかりは心の底からほほ笑むことができた。
そう、子供の成長こそが私への最高の贈り物だ。
その贈り物ならいくらでも、大歓迎でもらっちゃうからね。
それを期待しつつ、今日の授業にも向かっていこう。

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