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楽しさの質

いよいよ私の番だ。新中1の数学。
・・・・どうしよう~~~、横山の英語がすごすぎたよう~~~!
ミサヤが母に迎えに来てもらった車の中で、興奮しながら英語の授業を話し続けたらしい。
「年寄りは『デズニイランド』でもいいけどな、君達は『ディズニーランド』だぞ」
生徒達は大笑いする。 横山が単語を発音する。
「はい、リピート」「リピート・・?かこええ~!」
これ以上ない英語の導入の様子を、ミサヤは延々と話し続けたと言う。
「あ、っという間の2時間」だったに違いない。
ううう・・・今日の数学は「負の数」「絶対値」「不等号」だよう・・・
どうやって導入しようかな?横山からのプレッシャーで何も思いつかないよ。
こういう時は去年のノートを見てみる。
お?これは面白い導入だな。けどここは・・・もう少しこうした方がいいな・・・
そうやって今年のノートを創って行く。ものすごく緊張する。
「初めての授業」は、「面白、おかしく」ていい。
けれどそれを「楽しさ」に変え、さらに3年かけて「楽しさの質」を変えていく。
私も横山もはっきりと、そのことは意識している。

子どもが保育園児の時、運動会の「かけっこ」に親は興奮する。
けれどオリンピックの100メートル競走はちがった興奮で見る。
「温泉卓球」も楽しいに違いない。
けれど大会の決勝戦で中国人選手同士の試合はほとんど「別の競技」で、
別次元で楽しく、興奮する。
「すごいなあ、どうやったらあんなにボールを操れるんだろう?
 どうやったらあんなにボールを返せるんだろう?」
そういうものは数学や語学にもあるのだ。
絶対値の意味、正負の約束、方程式・・・それらも楽しい。
けれどケンタやタカシが持ち帰った京大や神戸大の問題を共に考えるのも楽しい。
それは「点数が取れる」楽しさではない。「わかる・わかろうとする」楽しさだ。
うちの生徒達が放っておいても数学をやるようになるのは、そういう楽しさを知るからだ。
数学も語学も、理科も社会も、すべて楽しい。本来がそういう楽しさを持っている。
今日の新中1達にも、そういうことがわかるように育てよう。
3年かかるか5年かかるかわからないけれど、そういう風に育てよう。
その「第一歩」が、今日の授業だ。

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