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学びの準備

高1は高次方程式のまとめから入った。
すぐに因数分解ができるのか、因数定理を使うのかの見極めが難しい。
教科書に沿えば因数定理だけでやるはずだ。その練習だから。
私はそれが気に食わない。一つだけだと生徒は式の観察をしなくなる。
観察や考察をしないで公式の練習だけでは、それは数学ではないし、
数学が上達することもない。
4人ともテニスや卓球のレギュラーだから練習も忙しい。
高校は10日からだがクラブの練習はあり、ジュンは制服のままやってきた。
式の観察をしないといけないから戸惑い、なかなか手が進まない。
時々勘違いをするから「ちがうやろ、ボケ!」容赦はない。
じっと待っていると、ようやく満足のいく処理を発見する。
数学を使って考えるとは、学ぶとは・・・そういうことだ。生徒にも教師にも我慢はいる。
そういう学びこそがやがて高校を卒業し、大学や社会でもっと広いことを考える
そのための準備だと、特に最近は強く思う。
中学や高校の勉強は、本来、何らかの結果を出すようなものではないと思う。
学び方を学ぶ、その準備期間だと思えてならない。
高校までは「答え」を出す勉強だが、大学や社会の問いかけには明確な答えなどない。
それが考えられるようになるために、ジュンの手は、今はまだ恐る恐るにしか動かない。
サキとモエは今日も朝からフリースペースで勉強している。
秋ごろに5教科全部をやる塾に変わる子は今年も一人いた。
それに文句を言う気はさらさらない。うちではやらないから。
しかし5教科すべてのプリントを出してもらいやることに考察や観察はあるだろうか?
因数定理だけで機械的に処理するのと同じことではないのか?
自分で問題集を選び、フリースペースで自分で学ぶうちの子のほうが
学びの準備は進んでいるように思う。
高2は数Ⅲに入った。その手がいつまでも進まなかったソウタは、ようやくその時期を越えた。
明らかに数式を観察し、的確に処理を進める。目の輝きが増している。
それは大学に合格するというよりも、入ってから考える準備が進んだということだ。
公式的に進めるよりも時間は数倍かかりはするが、
うちの子たちがやっている学びとは、そういうものだ。

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