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本人にはわからない才能 ①

私の場合数学も卓球も同じとらえ方をするのだが、数学より卓球のほうが人にはわかりやすそうだ。
9月になって初めて卓球部1年の女子が4人、土曜夜の練習にやってきた。
どうせなら小学校の時から来てくれれば基礎練習くらいできるのだが、
4人とも卓球などやったこともなく、気後れして先輩に誘われても来づらかったのだろう。
その日からずっとそうだが、私が行く前に4人は体育館前で待っている。
体育館のカギを開けると当然のように、私と一緒に台を出してくれる。
「1年生の当然の務め」と思っているようだが、今どき珍しいし、ドキドキしている様子も可愛くて、
「よし!先輩たちが来る前に多球練習をやるぞ!」と誘ってやる。
子供たちは50人もいるので、レギュラーが来るとなかなか見てやれない。
一番小さい子は・・・センスが悪い。体の動きが鈍く、すぐには手足が動かない。
ゆっくりしたボールで手足の動きを確認させ、動く練習をさせる。
この子は時間がかかるが、それを覚悟して基本と応用のバランスを考えよう。
もう一人のチビは機敏さを持っている。どんどん動かせてそれを伸ばそう。
一番のノッポは、ボールの動きがよく見えるようだ。ただ、腕を大きく使いすぎてスピードがない。
フォームをコンパクトにさせながら動けるようになれば強くなるだろう。
最後の子もけっこう大きい子だが、動作は機敏そうでもないのだが・・・
初めて動かせた多球練習でびっくりした。何も教えてないのに身体の使い方が理想的だ。
左手でうまくバランスをとって動き、右手のラケットでどんなボールも強く打てる。
これは才能が桁違いだ。教えなくても最初からできているのだから。
さぞや強いのかと聞いてみると、4人の中では一番弱いという。
先輩に聞くと「へ?あの子?全然へたやで」
そんな馬鹿な・・・自分たち同士で打たせてみて理由がわかった。
多球で無理やり動かせば理想的な前傾姿勢で動けるのに、
人と打つと「動く」という発想がなく、身体が突っ立っている。
打てば打てるのに気が小さく、打つのを怖がっている。

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