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決戦の日

ずいぶん久しぶりに、朝から生徒がいない。
そう、今日こそ決戦の日、国立大学前期試験だ。
昨日の夜、いつもは12時近くまでいる3年生も、8時には帰って行った。
もう20数回も「この日」を迎えているのに、少しも慣れることがない。
「やれるだけのことはやった」という想いと「もっとやっておけばよかった」という想いがぶつかる。
例えようのない虚脱感が身体の中を突き抜けてゆく。
生徒には遊ぶ時間も、運動も、全教科の勉強も必要だと思っている。
それらのバランスの中でギリギリまで学ばせているつもりだ。
けれどだからこそ、遊びも運動も無く、24時間勉強させた方が・・などと、今日だけは思ったりする。
そんなことは害だ、出来るはずもない・・・いやいや、それでも・・・・
相反する想いがぐるぐると回っている。
でも、たぶん、私が想う以上に生徒は逞しくなっているはずだ。
今時分はそれぞれの想いを解答用紙にぶつけているだろう。

15人の中3は昨日最後の英語の授業を受け、2人が去っていくことがわかった。
1人は、私に怒鳴られるのにうんざりしたのだろう。
そしてマナは私立に通うため、高校の拘束時間が長く、うちには通えない。
なんだかぽっかりと穴があいてしまうようだ。残念だ。
しかし、ならば・・・ならば、取る気がなかった新高1を2人だけ会ってみよう。。
マナには2人分の重みがある。
すでにたくさんの人から「高1に入れて」と聞いていたが、
木幡中の子と、桃山中の2人だけ面接してみよう。
もし、本当に真剣に学ぶ気があるのならば、取ることにしよう。
2人を取ると合計15人。
座る場所も黒板も手狭で不自由になるが、ま、いいや。
もう、それでおしまい。まだたくさんの問い合わせがあるだろうが、誰とも会わない。

3年生がいなくて淋しくなった夜のフリースペースに、ヒロコとユウキが並んでいる。
分厚い問題集をやっているようだ。「思考エンジン」という国語の問題集。
「総合の時間」の中でやっているらしく、成績は付かないが、提出を義務付けられているようだ。
「ものすごく大変」と言いながら、よくもまあくそまじめにやっている。
今年の座敷童子達は間もなく卒業するが、新たな座敷童子は、そうやっていくらでも出て来る。

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