FC2ブログ

大人への準備

人気有名進学校は学校だけで勉強させていそうだが、そうでもないらしい。
もう昔からだが、塾から送り込まれて、そのまま塾を続ける生徒も多い。
勉強ができる中学生に、「君は○○高校へ行き、東大か京大へ行きなさい」と指導し、
進学した高校では最低限の授業しか受けさせず、毎日塾で勉強させる。
そう言う生徒が少なからずいるのは事実だ。
「有名校のレベルを支えているのはそういう生徒たち」という話はよく聞く。
東大・京大が「勝ち組」だと言われれば、我々凡人ほど黙らされる。
けれどそれでも私は「なんかおかしいな」と思ってしまう。
勉強とは進学のためにするのだろうか?という疑問が昔からあるからだ。
中学生などガキで世間知らずだから、言われるままにプリントをこなす。
それで京大に入っても、その子は大人に近づいているのだろうか?
大人とは自分で思い悩むこともできて、自分で問題点を発見し、
その解決のために準備ができるようになることだと思う。
それは歳を重ねたからと言って完成するものではなく、
我々は皆ずっと大人への道を歩み続けているのではないだろうか。
ただそれは「歩み始め」なければ進むことはできない。
高校までの勉強は、歩み始めさせる準備をさせるものだと、特に最近強く思う。
学びを放棄する者もそうだが、言われるままに東大・京大へ行く子も、
歩み始める準備はできるのだろうか?
全体的に歩めない子が増えているようで、変な事件を見ることが多くなっている。
東大・京大へ通う子に聞いても「半数は歩けない奴ら」とも聞くし。
東大や京大とは縁のない高校へ通うケイジが模試データを持ってきた。
中学時代は調子に乗ってばかりで、警察に説教を食らったこともある。
高校から「歩くってことがあるんだ」と気づき、歩こうとするが、
何しろまともに歩いたことがなくふらふらする期間が長かった。
少しずつ歩けるようになるにつれて、親も本人もイメージすらできなかった
大学進学というものが見え始めた。しかし経済的に私立大学は厳しい。
しかしそれには5教科7科目の点数をそろえねばならず、難しい。
「手はこう振って、足はこう出して・・・」そういう試行錯誤ばかりを繰り返していた。
最後に近づいた模試のデータは・・・初めて点数がそろい始めている。
正直私もケイジにこういう点をそろえることなどできないのではと思っていた。
「ここのところは、こうすれば少し改善できると思います。学校の現状ですか?
 なかなか大変ですが、こうしようと、頑張ろうとしている奴も少しはいます」
いつの間にか・・・語り口がすっかり大人になっていた。もう、大人になる準備はできたようだ。
ふいに・・・涙が出てきそうになって、慌てて隠した。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR