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合格1号

リノが看護大学校に合格した♪望む得る最高の進路だ。
高校では全国を狙う合唱部にのめりこんで、勉強する暇もなかった。
リノも勉強不足はわかっていたし、何とかしようとしたけど、これで精一杯だった。
それでもナナセ・マスミ・ミヤビのいるところへ進学するのだから、
勉強量からすれば先輩たちに文句の一つも言われるかもしれない。
推薦入試は国語と面接だけ。それが不安の材料だった。
さんざんいじめて数学だけは「まだまし」で、国語は一番苦手だったから。
けれど入試の国語はずいぶん簡単に思えたらしい。
ほぼ2ヶ月に1度数学の時間に「難しい」国語の宿題を出しておいたからだろうか?
高1のころはほとんど何も書けなかったですよ。
リノにしてみれば数学を習いに来てるのに、クラブで時間もないのに、
何でこんなに難しい国語をやるの?と、迷惑で理不尽にも思っただろう。
けれど金曜に物理と理科担当のケンタ・シンヤと飲んだ時に二人とも言ってくれた。
「理不尽に思うだろうけど、それがないと学ぶ意味が見えなくなるし、
 学びの見えない子には、僕ら講師は何もできませんね。正解を言うしかなくなる。
 それは勉強ではないし、なにも身につかない。
 けれどその“理不尽”は、僕らじゃできない。先生にしかできないんですよ」
私は理不尽などとは全く思っていないのだが、それはそうなのかもしれない。
リノの国語は最近ではずいぶんかけるようになっていた。
息も絶え絶えになりながらも、何とか数学は続けられた。
そう言うものが面接では現れたのではないだろうか?
面接では正解を言うのではなく、何をどう言うのかが大切だから。
クラブを力いっぱい頑張ったこともにじみ出ていたのかもしれない。
合格おめでとう。今となってはすべてがいい思い出になった。
これで私の肩の荷は1トン軽くなったが、あと7人、7トン分が残っている。
今にも押しつぶされそうだが、リノに続かせなくてはならない。

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