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待たなくてはならない

昨日はほとんどの中学が期末テストで、試験のずれているアサトとミクだけの授業。
中2図形の最後は、面積を同じに形を変える「等積変形」。
底辺と高さが同じなら三角形の面積は同じなのだが、いくらでも形は変わる。
理屈は難しくないが、少し複雑な図形の中でそれを見つけるのは結構大変。
二人とも図形をにらみつけるが、なかなか見つからない。
そういう時の教師は手持無沙汰だ。何もすることがない。正解は知っているので、
『アホ、そんなんすぐわかるやんけ』とイライラすることもある。
以前に比べて私は待てなくなっている自分を感じる。
時間の制約はあるし、やりたいことはたくさんあるし、どんどん先へ進みたい。
じっと待つよりは「これはこうやろ」と説明して、ノートを取らせるほうがよっぽど楽だ。
ノートも大切だがしかし、子供は実践的な試行錯誤の中でこそ、より成長する。
待ってやらなくてはならない。じっと待っていると、やがて二人とも正解を見つけ、
その後は一気に加速して理解が進んだ。
授業の後ミクがフリースペースで勉強しているので覗き込むと、中点連結定理をやっている。
ついこの間中3がやり終えたばかりのところだ。
「あれ?この前因数分解をやってなかった?」「うん、代数と幾何を同時にやってんねん」
「大変やな。またいつでも聞けよ」「うん」
いつもは敬語で話すミクだが、この時はまるでじいちゃんと孫の会話だ。
こういう雰囲気もなかなかにいい。
数学を通してともに笑い、ともに泣き、喜び、怒り、𠮟り叱られて・・・・
そういう関係の中でこそ子供は何かを学び、何かを発見し、成長していく。
今の日本は説明しノートに取らせれば子供は賢くなると思っているようだが、
成長とは、そんなに簡単なことではない。じっと待つときは待ってやらなくてはならない。
今日の高校生の授業でも、我慢強く、できる限り待ってやることにしよう。

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