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育ち方

大阪の橋下知事が浮かない顔でしたな。
影山さんをアドバイザーに、百マス計算も取り入れ小・中学生の学力を上げようとしたが、
全国学力テストの結果は、小学生はビリからチョイ上がりだが、中学生はビリのまま。
影山さんも「中学の応用問題は、百マス計算のような反復練習では伸ばせない」と認めた。

へえ~~、やっと今頃わかったの?中1以下と中2以上では、はっきり内容が違うじゃん。
小学生では「九九」「少数の位とは」「分数の意味と取り扱い」など、基本演算を「覚える」時期だ。
極端に言えば、理解など出来なくてもとりあえず覚えればよろしい。
まだ「抽象化」されたことは理解しにくい年齢で、遠山啓も苦労していたし、
私も小6に「線分図」という「抽象」を用いるのもためらわれるほどだ。
野球で言うなら、とりあえずルールを覚えさせ、バットやボールの握り方、
グローブの持ち方などを覚えさせる時期で、そんなものに「応用性」だの「学力」だのと言う方がおかしい。
まだ実戦の試合に出て、そのプレーがどうのこうのと言う段階ではないのだ。
そういう基礎段階だからこそ「公文」でも「百マス計算」でも、それなりに効果はあるのだ。
だって、何度も何度もグローブをつけさせ、バットを振らせる練習なんだから。
もちろんそういう練習は大切で必要なんだけど、中2以上だと「試合」に出るのだから、
その取り組み方・育て方が違ってくるのは当然のことだ。そこには「理解」が不可欠になる。
小学校のうちは一つ一つの知識がバラバラでも、それぞれがある程度しっかりしていれば、まあ、それでよい。
しかし中2以上から高校にかけては、それらの知識を「つなぎ合わせて理解する」作業になる。
いつまでも小学生のように「単独の丸暗記」では、そりゃあ立ちいかなくなるわね。
「公文でも百マス計算でも、ある意味“算数・数学から血を抜いた”ものだから、
 計算練習には大いに役に立ちます。けれど、応用までは無理です」
私からその説明を受けた人は昔から多いと思うけど・・・え?日本の教育者はわかってない?
え~~?だって、子供と一緒にやってたら誰でもわかりそうなことじゃない?
影山さんや橋下知事の発言を聞いていたら、わかっているのかどうか、不安になって来たぞ。
あ?生徒と一緒になんかやったことない?それだと・・・わからないかあ・・・

「理解」を育てるには、生徒との接し方も微妙に変えなくてはならない。
そのヒントはアフリカにあるかもしれない。
藤井さんが「僕の友人が書いた本なんだけどね」と私に下さった、
「アフリカを食らう・アフリカで寝る」「アフリカレポート」
松本仁一さんという元朝日新聞記者が書かれたものだが、アフリカの壮絶な現状が書かれている。
昔のアフリカは基本的に植民地支配を受けていた。
支配されているのだから迫害され「ギリギリ食べる」生活であった。
英雄たちが立ち上がり、次々に独立していく。ところが住民は「まったく食えなく」なってしまった。
英雄が独裁者となり「私腹をこやす」のと、「政治運営の未熟」のせいだ。
石油がふんだんにあるのに、そこで働くのは外国人ばかりで住民は働けず、
「石油代」は膨大な金額なのに政府上部で消えてしまい、住民には1円も回らない。
目の前で石油が出ているのに、燃料の「焚き木」にすら困っているのだ。

だからと言ってどこかの国のように「金を援助してバラまく」とどうなるだろう?
雨も降らず、やせた土地でわずかにやっていた農業もやらなくなる。
警官や学校の先生と言う「公務員」も働かなくなる。
給料が「遅配・欠配」ばかりでもらえず、「援助金があるなら、働かなくても同じ」だからだ。
麻薬・強盗・無気力・・・国全体がスラム化してゆく。

もちろん立ちあがる人たちもいる。
あるNGO団体は「ただでものを配る援助は絶対にやらない」と言う姿勢で、
「貯水塔を作りたい?三万ドルかかるぜ。その金をどう出すんだ?」
住民は自ら考え、「とりあえずミルクを売ろう」と立ちあがり、それが評判を得て他の仕事にも広がって行ったという。
地元のマカダミアナッツを、地元の住民に育てさせ、工場に住民を働かせ大儲けさせた日本人もいる。
「アフリカ人は時間を守らないし働かないと言うが、そうではありません。
 きちんと給料を払ってやり、労働の意味を教え“教育”すれば、誇りを持って働くようになります」
もちろん厳しく教育する。社則はかなり厳しいのだ。
1、無断欠勤は3回で解雇
1、遅刻は3回で警告、その上遅刻したら解雇
1、課長が怠慢と判断したら警告、その上怠慢が続いたら解雇

びっくりした。「解雇」を「退学」にしたら、どこかの塾の規則と同じだからだ。
その工場はアフリカ最大規模となり、「30年間遅刻・欠勤は一度もありません」という。
日本の政治家も教育者と称する人も、この本を読んで「勉強」するがいい。

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