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成長とは

ユウイチ・コウスケ母さんが話を聞きに来てくれた。
ユウイチが大学受験直前となり、初めての経験でハラハラ・ドキドキなのだ。
「最近は私から見てもきちんと勉強してるなと思えるようになった。
 それまでは勉強してるのか、してないのか、甘さばかりが目立ったんですけど」
そう、私から見ても「学びのフォーム」がしっかりしてきたと思う。
そこらにいる賢い連中みたいに、一気に勉強を進めるなんて自分にはできない。
けれど理解できないままでいるのは悔しいし、どうすればわかるようになるかだけを考えてきた。
勉強を進めるほどに一番わかってくるのは、自分の愚かさと不器用さばかり。
しかしだからこそ、そんな自分だからこそ、どう進めるべきかが少しだけ見えてきた。
相変わらずのろいが、見えてきた自分にそって、一歩ずつ歩を進める。
ユウイチもまた、私が学生時代に見えなかったものが見えるようになってきた。
そのころの私は自分の愚かさを認めたくなくて、根拠のないうぬぼれに頼り、
どう歩を進めてよいかを見つけるまでずいぶん時間がかかってしまった。
おぼろげに見えてきたのは、30歳を超えたころだろうか。
うちの卒業生たちは私より10年も早くそれが見えるようになっている。
「だから私とは比べ物にならない、うらやましいほどの学生時代を過ごし、
 社会へ出ていきますよ」
母さんは元看護士で、自分を振り返りながら深くうなづいた。
「本当にうらやましいですね。私ももう45歳になるのに、18歳のころと同じ。
 まだな~んにもわからないままですよ。全然進歩してない・・・」
いいえ。確実に進歩してますよ。「わかっていないこと」がわかるようになってるでしょ?
私と同じで18のころはそれがわからなかったんだから。
それが見えるようになることが学びの目的だと思いますよ。
ぎゅっと丸暗記して資格を取ったり、どこかへ合格することは、学びとは言わない。
それが見えてきたユウイチは、うちを卒業する時期になったということでしょう。
え?弟のコウスケも早くそうしてくれ?
たっぷり・・・あと5年かかりますよ。学びとは、そういうものですね♪

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