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変化は少しずつ

自分を変えるってそう簡単じゃあない。
ましてや人が他人を変えるって、ほとんど不可能ではないかとも思える。
たぶんそれは世間が期待するように、「喜びの中」だけで変わるのもではないからだ。
そこにはきっと絶望や怒りなど、ドロドロしたものもないと変化は起こらないのだろう。
しかもそれはある日突然変わるものではなく、あまりにゆっくり過ぎて、
しょっちゅう見ている者にはわからないような変化だ。幼子の背の伸びのような。
中2が取り組んでいる「証明」って、つくづく難しいんだろうなあと思う。
まだ短い文章でも、何が条件なのか、何を証明するのかを読み取らねばならず、
しかも過不足なく簡素に、美しく説明しなくてはならない。
まだ合同の証明まではパターンを覚えるだけだから、形だけはできたように見える。
けどなあ・・・ヒトシやコウセイを筆頭に鈍くさい子ばかりだし、
カリンやサキなんかまだガキすぎて、その重要さ、大変さもわかってなさそうだし・・・
合同を利用してほかの図形の証明という、ちょっとだけ応用になると・・・
途端に条件があやふやだし、結論を条件に使うし、日本語もでたらめで・・・
これはもうパターン暗記だけでは通用しないから、そういうことが起こる。
しかし・・・それまでちゃらんぽらんで適当だったコウセイが、
合同のところからきちんと「書式」を守ろうと、きれいに書こうと気を使っていた。
『でもな、まだ形だけだしな、どうせ・・・』
そう思っていたら、はっきりと書式を越えた「理解」を示す論文に変わってきた。
「なんだろうこれは?え~っと、これはわかってるし、ここを説明するということは・・・」
一つ一つを整理してから考えるという、最も数学らしいことができ始めている。
はて?そういえば・・・
小学校の時から自信だけは人一倍だが、まだ卓球はへたくそで、
カンナやカリンをぶつけてはボロボロに負かしてやり、
中学からは数学でもさんざんいじめ続けてきたのだが・・・・
どこか・・どこか雰囲気が少し大人になっている。落ち着きを見せ始めている。
それに引っ張られてヒトシやリュウジなどほかの男の子もそうなり始めたし、
コウセイはそう思っていないが、カリンやサキには卓球でいじめた分、
数学でいじめ返されているようなプレッシャーがかかってきたようだ。
コウセイはまだ子供だから、卓球でも勉強でもたくさんのことで躓き続けた。
どうやっても転ぶ中で「証明」に入り、それがなぜ転ぶかを考えるきっかけになったかのようだ。
出会ってから2年ほど。ようやく成長の兆しが見え始めているのかもしれない。
まだ見続けないとわからないが、自分を変えるとは、そういうものだろう。

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