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特別な教育はない

きんもくせいがオレンジ色になり、いいにおいを振りまくようになった。
この時期になると慌てて塾へ駆け込む受験生も増えるけど、
その様子を見ていていつもため息をついてしまう。横山は塾の構造もよく知っていて、
「塾は遠慮しませんからね。その時期だと三ヶ月で50万円くらい平気で取ります。」
焦る気持ちもわかるけど、まったくの「ムダ金」ですよ。
うちは教科数が少ないから、稀に「5教科全部を」と変わっていく生徒がいる。
その中でさらに何人か、その後の模試データを知ることもある。
データは少ないけれど、成績を上げた子は・・・一人もいない・・・・。
我々は知らないことほど「劇的に良くなる何か」を期待しがちだけれど、
教育にそういうものはありませんからね。どんなジャンルでも、そういうことってあった?
おいしそうな甘言に乗っても、詐欺で金を取られるだけでしょ?
どの塾にも「特別いい教育」などというものはありません。
成績を上げているように見えても、大量丸暗記を軍隊方式でやらせているだけです。
それだと一時的に点数は上がっても、自分で考えて何かを見つけるということはないので、
長期的に見ればすぐに成績も下がるし、身動きもできなくなります。
家で、自分で買ってきた問題集をやる以上のことは、50万円出してもありません。
塾運営サイドは生徒が持ってくる金しか見てないし、講師は答えしか見ていない。
教育って「生徒を見ること」なんですよ。うち以外にそういう塾はありません。
この状況で、今の自分にできることは何だろう?自分にしかできないことはないだろうか?
そういう考えや姿勢を、数学・理科・英語を利用して見つけに行く。
私はそこしか鍛えようとしてないので、「5教科全部を」という生徒を引き留めることもしない。
「まあ、無駄だと思うけど、そうしてみな」 それも経験だろうとあきらめてしまう。
少しため息をついて、その子のことはすぐに忘れてしまう。
こんな私がいる塾でも、今日もやってきてくれる生徒はいるから。

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