FC2ブログ

瞬間最大風速ではなく

うちは塾だから、どうしても「今回の成績上げて、今回だけ合格させて」と言ってくる人はいる。
まあ・・・やれないことはない。それは卓球でも得意だ。
中2のサキは私がベンチコーチに入ると圧倒的に勝率は高くなる。
去年の夏、中1で山城大会デビューした時には1回戦で強豪と当たり、
たぶん10回やると10回とも負かされる相手だったが、ぎりぎり乗り切ってベスト8まで行った。
今年の宇治市民大会では準決勝で1度も勝ったことのない相手に、
これまた徹底的な作戦と指示で勝ち、決勝も勝って宇治市チャンピオンになっている。
準決勝の相手には私がいない次の大会でボロボロにやられている。
サキに限らず昔から卓球ではそういうことが得意で、相手には嫌がられることが多かった。
しかしそれは私がサキの卓球の能力をよく知っていて、その試合を分析するのが得意だからだ。
『やれることはこれだけある。正面から行くと全部跳ね返されるが、今だけは、
 この試合に限っては、これをやればあるいは・・・勝てるかもしれない』
卓球は頭脳も競う競技だからそれもやるが、一番重要なのは日々の練習だ。
どれだけ基礎力そのものを上げておくのか。毎週そればかりを考えている。
私の理想は最大風速を吹かせることではなく、そよ風のように勝たせることだ。
圧倒的に基礎力が違う。何の指示をしなくても、見ているだけで勝つ。それが理想。
卓球はゲームだからそうだが、勉強は、私はゲームだとは思っていない。
生涯確かな学びの基礎力を身に付けさせるには、一つの試験での
最大風速は逆に妨げになることのほうが多い。謙虚さをなくすから。
ましてや中学の成績が5になる、ならないで喜んだり不満を言われても、どちらも私はムカついてしまう。
もちろん成績がいいに越したことはないが、徹底してその子の姿勢しか見ていない。
心の姿勢は成績に表れないことのほうが多い。
成績と一致していればベストだが、そうはならないことも多いのだ。
成績がよくない?姿勢が悪いもの。まずは姿勢を正すのが先だろ?
いや、お前の姿勢はよくなっている。今に成績もついてくるから、今は我慢しろ。
そういう考えは今の風潮にあわなくなっているかもしれない。
しかし私は、学びの姿勢に時代は無関係だと思っている。
瞬間最大風速ではなく、いつもそよ風が吹いているような生徒を育てようとしている。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR