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凡才だから学ぶ

中2は合同に入った。「同じ図形」ということだ。
最初の約束や記号はどうということはない、覚えるだけ。
しかしすぐに「なぜそれは同じ図形といえるか」を論じなければならない。
この子たちが初めて経験する「証明」、論文の始まりだ。
ここは・・・その意味をきちんと説明しておきたい。私は語りかけた。
お前たちは大人になってからは、合同なんてたぶん一度も考えないだろう。
「使わないもの、覚えたって意味がない」と言う奴もいる。
入試のために覚えるだけだと。・・・それは違う。これは「ものの見方」の練習だ。
それははっきりと点数になるような「技術」ではないけれど、一番大切なことだ。
いくら技術を覚えても、ものの見方がわからなければ何もできない。
「自分はアホやから、勉強してもしゃ~ない」
それも違う。そう、先生を代表に、お前たちすべては秀才でも、天才でもない。
ただの凡才だ。凡才だからこそ、学ばなくてはならない。ものの見方を学ばなくてはならない。
凡才だから、すぐにはわからないし、すぐにそれが見えもしない。
だから・・・少しずつ、しつこく「これは何なのだろう?」と考え続けるんだ。
その1問くらい、クラブの1回の練習くらいさぼったって・・・
そう、その1問くらい、1回の練習くらいさぼったって、それ自体は関係がない。
けれどその気持ち、心は・・・1年、365日ずっとだ。
学びに差が出るのは1回の激しい練習ではない。365日続く心の在り方だ。
我々凡才は心の在り方でしかものが見えるようにはならない。
凡才でも、それがあれば必ず見えるようになる。それをあきらめてはならない。
お前たちにもきっと、ものは見えるようになる。
合同の証明は、ものの見方の第一歩だ。きちんと学ぶことにしような・・・
いやいや・・・久しぶりに「教師」をやってしまった。ちょっと恥ずかしい。
けれどそれこそ、今の私の本当の想いだ。

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