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あいさつ

甲子園に何度も出場した元野球部監督は教育評論家になっていて、
あちこちで講演もしているし、テレビにも出ている。
「監督、指導するうえで一番気を使っていること、重要なことって何ですか?」
「あいさつさせることです」
「・・・いや・・技術指導とか、何かでは?」
「きちんとあいさつもできない子には、技術指導も何も始まりません。
 監督と生徒は同じじゃあない。立場が違う。あいさつするのは当然です」
今どきツイッターか何かで「炎上」しそうな発言だが、教師は全員うなずくはず。
経験で知っているのだ。あいさつもできない子は、野球でも勉強でもできるようにならないと。
あいさつと勉強は関係ない?いいや、要は気配りできるかどうかです。
勉強時間をどう取ろうかな?ご飯ができる前に、30分やろうか?
今日の先生の説明、よくわからなかったな。教科書読み直そうか?聞きに行こうか?
全部気配りです。それをする子としない子では、やがて大きな差になってしまう。
頭脳や能力差は、高校生までの場合、ほとんど関係がない。
というか、そもそも能力差がない。
たまに勉強でもスポーツでも「天才」が話題になるけれど、本当に天才ですか?
天才はいるのだろうけど、たぶん人生で一人も出会わないですよ。
たかがテストの65点と70点を「差だ!」なんて言ってるだけで、
その5点差にいったい何の意味があって、どういう差なのだろう?
そんな差など、気配りだけで簡単に逆転してしまう。
元監督は野球を上手にさせるために、一番大切な「基本」から指導したのだ。
どんなに不器用な子でも、そこに気を使い頑張れば、試合に出るくらいにはなれる。
現場教師は普通にそういうことを見続けている。
うちの教室の「きまり」は、31年前から同じ。
「あいさつをしろ」「黒板をきれいにしてから帰れ」「遅刻するな、休むな」
その3つだけだ。勉強のことなど何もない。
「こんにちは~」とでかい声で入ってくるし「さようなら~」と帰っていく。
土曜の卓球練習の後、子供たちは出口で待っていて「ありがとうございました!」
うちの子は勉強はよくできるようになるし、卓球部は強い。
誰もが天才ではなく、ありふれた普通の子たちだ。そういうものなのだ。

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