FC2ブログ

凡才と凡才で

「うちの子はあほなんで・・・」
よく聞かされる言葉だが、私には何を言っているのかさっぱりわからない。
小・中学生はまだ未熟で生きた経験年数も短く、まだものを知らないという意味で全員あほである。
というか、それが普通であって、そのころから天才などと言うのはたいていでっち上げで、
私は全く信じない。全員これから時間をかけて育てねばならない。
ただ、その子の可能性、才能と言うのは、少しずつ違う。
時々見られるのは、まだ知識が浅く失敗ばかりするのだが、すぐにあれこれやってみる子。
それが続けばすごいことになると思うが、たいていは集中力が続かず、あまり勤勉でもない。
それに対して圧倒的に多くの子はすぐには理解できず、繰り返し練習するしかない子だ。
その代わり持久力・耐久力には優れ、繰り返すことはできる。
どちらが才能にあふれているかと言うと、悔しいが、圧倒的に前者だ。
「こんなちゃらんぽらんな子が?」と思うが、なかなか登れない高みへ行ってしまうことがある。
では、そこまでは登れない、圧倒的多くの我々凡才はどうすればいいのだろう?
「自在なフォーム」はできない分、「基本のフォーム」で登り方を覚えるしかない。
それしかできない分、周りから見ると「異常に高いレベルの基本」にまで高める。
凡才がそこまで高めるのは忍耐力がいるが、才能のない分、それだけは持っている。
それは私が生きてきた方法であり、「お前もそうしないか?」と、子供たちに言い続けてきた。
高校生にでもなればうちの子は目立つようになるが、天才的なものではなく、
その中身はあくまで基本だ。基本なんだから、本当は誰にでもできる。
「天才ではない自分」なんて、いやと言うほど思い知らされてきた。
しかし、最近ノーベル賞を取った日本の科学者たちはどうだろうか?
例外なく「いやあ私は能力もなく、ただの凡才で・・・」と言われているではないか。
凡才が凡才を手本に、自分の凡才を磨いていく。
それが人間の基本的な生き方なのかもしれない。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR