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ギリギリまで鍛える

数Ⅲは置換・部分積分の話を終えて、これで基礎演算がすべて登場した。
もう新たな演算はない。あとは応用問題で繰り返し練習を重ねるだけだ。
勉強だけは「一度説明すればわかる」と思われがちだけど、そんなことはない。
スポーツの技術と同じで、繰り返し練習しなくてはすぐにできなくなるし、
繰り返しなじむことで新たな発見や見方もできるようになる。
そこまでやらないと「やった」とは言えないし、入試にも対抗できない。
いや、入試だけでなく、入学後に思い切り学ぶことができない。
大学へ入りさえすればあとはバイトと遊びだけと言うのはおかしい。
いや、そうやって卒業後はブルーカラー(現場作業員)でバリバリ働くのならいいが、
そういう子に限ってできもしないホワイトカラー(指令系統)をやりたがる。
「そのほうが楽だ」と思うのだろうが、本当のホワイトカラーがどれほどしんどいかも
わからないのだろう。
大学へ行こうが行くまいが、世に出れば仕事をしてもらわないと困る。
人もまた支え合わなくては生き延びられないということを、今の世は忘れたかのようだ。
入学後に、社会へ出た後に、少しでもその子が支えられるようにと、
あれも、これも、それもと欲張って持たせようとする。
時間に限りがあるから全部は持たせられないことはわかっている。
わかってはいるが、精一杯持たせようとするのが教師であり、親と言うものだ。
アキトは最近の模試で数学・地理・物理で校内1位となり、
英語で思い切り足を引っ張ったが総合5位。
なに、たいした高校でもないし、まだまだ力は弱く、もっと持たせなくてはならないのだが、
アキト自身は「僕も・・・生きていけるかもしれない」くらいにうれしいのだ。
字も覚えられず、計算もろくにできなかった小学生時代。
「こんなにバカな僕は、どうやって生きていけばいいのだろう」という不安を引きずっていたのだ。
のこにわずかな希望の光が見えた。
いいや、まだまだだね。まだ真っ暗だが・・・ひょっとしたら・・・明かりがともせるかもしれない。
今年の高3はこういう子ばかりだ。かすかな手ごたえが出てきた。
もう・・・無理やりにでも、あれも・これも・それも・・・・だ。
あと半年、鬼と言われても容赦はしない。

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