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きれいになったねえ

授業中にブイーンとバイクが来て駐車場に止まった。
はて?中学・高校生がバイクで来るわけがないし、誰が来たのかな?
女の子だ・・・一瞬顔がこちらを向いた。「・・・ミユ?」
目の前で黒板に立っていた妹のサリも振り返る。「ミユって、バイク乗ってる?」 「乗ってる」
この姉妹はどちらも中学時代までガリガリで、高校でしっかりと油を蓄えた。
誰にばれても一向にかまわないが、私はムッチリとした女性のほうが好きである。
いや、私だけではない。ヨーロッパの女性画を見よ。すべてデブではないか。
モナリザは細いほうだが、それでもふくよかだ。
すべての男はふくよかな女性に癒されると私は思っている。
ただミユの場合はのんびりしすぎて太った節もうかがえるらしく、母親と進路相談。
「普通の大学へ行かせても、社会で生きていけるようになるかどうか・・・
 あの甘ったれた性格を引き締めるためにも看護科へ行かせようかと思うのですが・・・」
ミユは「大学生と言うものにもなってみたい」と言うので看護大学を目指したのだが
わずかにとどかず、看護学校はいくつか合格した。選んだのは医療センター。
何しろ一番安い。私立大の看護科は年に200万円を用意しないと安心できないが、
医療センターは高くなっても国立大と同じで57万円ほどだ。それゆえ合格は簡単ではないが。
しかも3年で授業を終えるので、ミオが行った4年制より数段忙しい。
先輩のタカコなど「鬼軍曹」もいたりして、実際に教わり、厳しく指導された。
そんなミユがニコニコと入ってきた。一目「きれいになったなあ」と思った。
サリに伝言を伝えに来たそうで、それが済むと「どうしてた?」と雑談。
よく見ると髪や服装は高校時代のほうが断然おしゃれだった。
今はこざっぱりして動きやすい服装で、長かった髪は短くし、さらに後ろで縛っている。
これは・・・明らかに看護師の身なりだ。
表情は生き生きとし、話す内容も受け答えも高校時代と比較にならないくらい大人だ。
ずいぶん体重も落ちたのか、身体のラインもシャープになっている。
これは・・・予想以上に厳しく指導してもらえたのだろう。私と母親の思惑を超えている。
うれしいねえ・・・そうだ、8月の授業は真子も手伝うから、
そのころに同級生全員集まって晩御飯にしようか?タカコにも声をかけてみようか?
ミユは大喜び。まだ先のことだから皆と相談して調整できるだろう。
懐かしい連中の、美しくなった顔が見られそうだ。うれしい。

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