FC2ブログ

力をつける

昨日は二コマ目の授業がなく、久しぶりに横山と飲みに出かけた。
目指すは鳥貴族。土・日だと1時間待ちも珍しくないが、平日の8時前のせいか、
店は混んではいても待たされることなく入れた。私は2度目だ。
真子は最近大学近くの鳥貴族へ友達と行き「めっちゃおいしかった」と言うし、
康太は京都の繁華街で数え切れないほど行ったという。
学生にとっては質の落ちない「ビール280円」がとても安くていいらしい。
三角(ぼんぼち)・皮・山芋のふわふわ焼き・鳥釜飯・キャベツ食べ放題。
それだけでつまみは十分で、ぐびぐびとビールをおかわりする。
どれもうまいねえ、これは学生に人気が出るはずだ。
飲み食いしながらの話はあいも変わらず生徒の話ばかり。
私も横山も「学びのとらえ方」で生徒を見ているので、ほとんど意見は一致する。
最近目を見張るのは高3のアキト。
前回の授業でもややこしい「置換積分」の問題を、じっと観察し、構造を確認し、
ぐいぐいと「腕力」で解ききってしまい、私を驚かせたもんだ。
「英語でも、課題を一番まじめに、精一杯やってくるのがアキトですね。
 まだ日本語力に不足があるんですが、かなり力をつけてきました。とらえ方がいい。
 自分でも中学時代の自分を振り返って“本当にバカだったなあと思う”なんて言ってましたよ」
私は聞いてなかったが、おそらく、意味も分かろうとせず“いくつかを暗記する自分”
を見つけ、そう言ったのだと思う。
腕力で数式を変形できるほどに力をつけ、それゆえかつての自分もわかるのだろう。
なるほど・・・力がつくはずだ。数学や英語を通して「意味をとらえる」
という学びの意味を理解できるようになったのだから。
この教室の願いは、すべての生徒がそこに気づいてくれるように、ということだ。
そこに気づけばそれは教科の壁を越えて通用するし、意味が分かれば面白いし、
もう点数を気にせず、とらわれず、学びそのものに向き合うようになる。
かつての自分も分析できるようになるし、身の回りの楽しいことを
今までとは比べ物にならないほど発見できるようになる。
学びとは・・・そういうものだ。点取りの道具にするとそれがわからない。
アキトがそれに気づくのに5年かかったが、早いほうだと思う。
それは「3ヶ月で結果を」というものではないし、ついに気づかない人間も多い。
アキトがどこへ進学するのかはわからないが、かつては考えられもしなかった
ところへ進学してもおかしくないことは確かだ。うちの進路データは確かにものすごい。
けれどそれが学びの意味を知ったことの結果だと知る人は・・・あまりいないと思う。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR